初詣などの参拝でおみくじを引くという方は多いと思います。
このときの「おみくじ」は、
今年最初のおみくじであり今年の運勢を占う指標とされている方が多いのではないでしょうか。
「大吉」が出れば今年は運がまわってきた、成功しそうだと考えたりするかもしれません。
逆に、「凶」が出れば、今年は少し慎重に物事を運ぼうとか、
悲観的な人は、これでもう今年は終わった、と思うかもしれません
おみくじで縁起の良い順番について、大吉と凶は分かっても、
その他の吉凶の順位や、「待ち人」「縁談」「失せ物」などの項目の意味、
引いたおみくじは結ぶのか持ち帰るのか、結ぶ際のポイントなど、分からないことも少なくないでしょう。
運を逃さないためにも、おみくじの基本を押さえておきましょう。
おみくじの縁起の良い順番は?
実は、おみくじの吉凶について縁起の順番に明確な正解はありません。
社寺によっておみくじの内容は様々で、順位に関する見解も異なるからです。
なお、おみくじの吉凶の割合も社寺それぞれで、凶の本数を減らして吉を増やしている所もあれば、
その逆もあるそうです。
参考までにインターネットの百科辞典と言われるWikipediaで
「おみくじ」のページを確認すると、
縁起の良い順として次のように紹介されていました。
【Wikipedia記載】
▼5段階
▼13段階
ただこの記載、
出典元とされる鵠沼伏見稲荷神社のページを確認すると。
【出典元:鵠沼伏見稲荷神社】
▼5段階
大吉・中吉・小吉・吉・凶
▼12段階
大吉・中吉・小吉・吉・半吉・末吉・末小吉・凶・小凶・半凶・末凶・大凶
と、記載と出典で内容が異なっていました。
ただし、だからといってWikiが間違えているかといえば、
そうではないようで確かにこうした5段階、13段階の解釈をする神社やお寺はあるようです。
そして神社本庁の場合は、
【神社本庁】
▼7段階
大吉・吉・中吉・小吉・末吉・凶・大凶
大吉・中吉・小吉・吉・末吉・凶・大凶
の2つの解釈があるとのことです。
一般には最初にご紹介した5段階・12段階の解釈が多いようですが、
扱う神社やお寺で解釈が異なる場合もあります。
どうしても気になる場合には、初詣に行く神社やお寺が忙しくないときを狙って質問してみるといいかもしれません。
確率についてですが実は、
「大吉」が出る可能性は高く設定してあるそうです。
意外だと思いませんか。理由は以下の通りです。
①縁起の良いと言われる日に引かれる物のため。
②おみくじで運を使わせないため。
これも神社側の配慮だと思いますが、「凶」などが出て、大切な記念日を台無しにしてしまい、もうこの神社に参拝に何か来るかという人を出さないためだともいわれています。
やはり、「おみくじ」を引いて気持ちよく晴れ晴れとして帰って頂きたいということがあるようです。
「大吉」「凶」の出る確率は、神社によって違うと思いますが、
一般に次のようになっています。
この確率に根拠はないので、あくまでも目安です。
おみくじの「縁談」、「恋愛」などの意味は?
おみくじには、吉凶だけではなく、「待ち人」「縁談」「恋愛」などの項目があります。
似たような文言ですが、それぞれ意味が違います。
一般的な項目をご紹介します。
【待ち人】自分が待ち望んでいる人や、会いたいと思っている人のこと。恋愛に限らず、仕事関係、赤ちゃん、友人、先生など、その時の自分にとって重要な人です。
【走り人】あなたの元を去った人のこと。
【縁談】結婚に関すること。
【恋愛】恋愛のこと。
【願望】願い事の行方。
【悦び事】嬉しいこと。願望と違い予期せぬ喜びをさします。
【争い事/競争/勝負】喧嘩、諍い(いさかい)、裁判などの争い事や、スポーツやコンペなどの勝負事のこと。
【失せ物/探し物】失くしたものや探しているもののこと。形あるものに限りません。
【本復】体調の回復や、名誉の回復に関すること。
【仕事/商売/事業】仕事に関すること。
【学業/学問/試験】勉強や学び、受験に関すること。
【売買/相場/取引】お金や資産に関すること。
【求人/雇人】求めている人材のこと。
【家庭】家族のこと。
【出産/産児/出生】お産に関すること。
【健康/病気/疾病】体調に関すること。
【引越し/転居/住居】住まいの変化に関すること。
【方角/方向/吉方】縁起の良い方角のこと。基本的に住まいからみた方角です。
【旅立/旅行】旅行やお出かけに関すること。
まとめ
「大事なのは、順番よりもそこに何が書かれているか」です。
ついつい何吉か…
ということばかり気にして一喜一憂してしまいがちですが、
今年はおみくじの文章の部分もきっちり読み込みましょう。
よい初詣を!