ハムスターにじゃがいもを与えてもいいの？上手な与え方と注意点まとめ

ハムスターにじゃがいもをあげた事はありますか？

ハムスターは雑食性なので、
与えるものはほとんど何でも食べてしまいます。

ハムスターが食べるからといって、どんどん与えてしまうと
大変なことになることがあります。

ハムスターにじゃがいもを食べさせても良いのか？

また、食べさせるときには、どんなところに注意が必要なのかご紹介します。

　　

ハムスターにじゃがいもを食べさせてもいいの？

じゃがいもはハムスターに食べさせても大丈夫な野菜です。

しかし、あまり栄養価は高くない割に、与える時は注意が必要な食べ物です。

空腹を満たすことはできますが、残念ながらそれほどメリットのない野菜です。

じゃがいもは、実はハムスター用のおやつにも入っている食材です。

特に栄養の高い野菜ではありません。
（しいて言えば糖質だけは比較的高め）

腹持ちがいいので「ジャガイモ食べてお腹一杯＝ペレット食べれない」という食べさせてもあまりメリットない食べ物で、さらに中毒に至る有害成分をしっかりお持ちです。

ジャガイモの葉・芽・皮層（緑化した皮）にはソラニンと呼ばれる中毒成分があります。

運動中枢神経を麻痺させる作用があり、下痢・嘔吐から重症例では人間ですら死に至ります。

実が腐ってカビが生えてくると別にセプシンと呼ばれる中毒物質まで発生します。
長期間保存したジャガイモの調理には注意が必要です。

ソラニンはナス科の植物に含まれているので
ピーマン・ナス・トマトの葉・へた・茎や未成熟の実などにも含まれていることになります。

ジャガイモほどの毒性はないらしいのですが、わざわざ与えるものでもないように思えます。

ソラニン自体は加熱しても毒性が変わりませんので、芽をとらずに加熱調理しても食中毒の危険性があります。

生のジャガイモにはプロテアーゼ阻害物質と呼ばれるタンパク質の消化吸収を邪魔する物質が多く含まれており、消化不良から下痢を起こす恐れがあります。

ジャガイモの実には有害成分が少ないとはいえ、万が一与えるのであれば必ず茹でた方が安心です。

積極的に与えてもあまりメリットのない食べ物ですが、食欲減退や闘病中に他の食材と混ぜて団子を作る材料には使えるのかもしれません。

ハムスターは基本的に食べ物の与えすぎはNGです

ハムスターが食べてもよい食べ物であっても、与えすぎは避けましょう。

水分の多い食べ物などは、下痢を起こしてしまうことがあります。

また、果物も糖分が多いので与えすぎると肥満の原因になります。

基本的には、ハムスター用のペレットを主食にしましょう。

じゃがいもを与えるときは生よりも茹でたほうがベターです

皮にソラニンが含まれることは先ほど紹介しましたが、

生のじゃがいもには、プロテアーゼ阻害物質というものが含まれています。

この成分が原因で消化不良を起こし、ハムスターが下痢になってしまう事があります。

ですので、ハムスターにとってあまり必要のない野菜であるじゃがいもですが、

どうしても与えたいという場合は、茹でてからできるだけ中心を与えるようにしましょう！

適量は多くとも1日1回で、5mm角程度までにしておきましょう。

ハムスターが食べてはいけないものを食べてしまったら

ハムスターが食べてはいけないものを食べてしまったら、すぐに病院に連れて行きましょう。

そのときに、何を、どのくらい食べたのかが確実に分かるように現物（かじられた食べ物）を持っていくと良いでしょう。

残念ながら、病院に連れて行っても治療が出来ないことも多いです。

ハムスターは体が小さすぎるため、水を飲ませて吐かせるということも出来ないからです。

緊急時に備えて、ハムスターを診てくれる動物病院で、一番近い所を把握しておきましょう。

まとめ