社会人として、「季節の挨拶」ができるかどうかは非常に大切です。
メールで「季節の挨拶」をする機会はそれほど多くはないですが、
いざという時に適切な挨拶ができると、とてもスマートですよね。
本記事では、夏(6月〜9月)の時期のメールの挨拶にお困りの方へ、
季節感のある文例をご紹介します。
6月の挨拶の例
ビジネスレターやかしこまった儀礼的なシーンでは漢語調の挨拶がよく使われます。
漢語調の挨拶には以下のものがあります。
入梅の候、〜(6月上旬)
薄暑の候、〜(6月上旬)
梅雨の候、〜(その年の梅雨入り時期)
向暑の候、〜(6月下旬)
梅雨晴れの候、〜(梅雨明け〜6月下旬)
6月は梅雨の時期なので、梅雨前線の動きをみながら挨拶を決めていけば良いでしょう。最近は6月末になるとかなり暑くなってくるので、「向暑」という言葉も6月下旬に適しているでしょう。
・紫陽花が雨に映える季節となりましたが、
お変わりありませんでしょうか。
・心も滅入る雨の毎日を迎えております。
・青田をわたる風も爽やかな頃となりました。
・梅雨も晴れ、青空が眩しい季節になってまいりました。
・梅雨空の続く毎日ですが、ご自愛くださいませ。
・入梅の候、どうかお体に気をつけてお過ごしください。
・今しばらく鬱陶しい毎日でございますが、
何卒お体大切にお過ごしください。
・長雨続きの昨今、くれぐれもお体に気をつけてください。
7月の挨拶の例
暑中見舞いは小暑(7月7日頃)から立秋前日(8月7日頃)に出すべきと言われているので、暑中見舞いを兼ねるならば、7月中のメールが良いでしょう。
お元気でお過ごしでしょうか。
・梅雨も明け、本格的な夏を迎えましたが、
いかがお過ごしでしょうか。
・梅雨明けも間近、木々の葉が生茂る季節となりました。
・暑中見舞い申し上げます。
・セミの鳴き声が暑さをいっそう増幅しているようです。
・暑さ厳しい折、皆様益々ご健勝のことと存じ上げます。
・暑い日が続いておりますが、
皆様にはお変わりなくお過ごしのことと存じます
・夏風邪などひかれませんよう、お気をつけ下さい。
・まずは暑中見舞いまで申し上げます。
・厳しい暑さが続いておりませんので、お体ご自愛下さい。
8月の挨拶の例
旧暦で8月は「秋」になります。気候的には8月は真夏ですが、暦の上では8月8日頃が「立秋」となるので注意しましょう。
「残暑見舞い」は立秋以降〜9月上旬に出されます。メールの文面でも8月の挨拶では「残暑」や「立秋とは名ばかり…」と言った文言がよく使われています。
お変わりありませんか。
・残暑が続いておりますが、いかがお過ごしですか。
・猛暑の毎日でございますが、いかがお過ごしでしょうか。
・朝夕の風に少しづつ秋を感じるようになりました。
・草木の緑も一段と濃くなってきましたが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
・まずは残暑のお見舞いを申し上げます。
・しばらくは暑さが続くようですので、健康にはお気をつけください。
・残暑厳しい折、くれぐれもお身体に気をつけてお過ごしくださいませ。
・暑い日が続きますが、体調を崩されませんようご自愛ください。
9月の挨拶の例
暑さ寒さは彼岸までという言葉がありますが、実際には日中は暑い日が続くこともしばしばあります。その辺りの季節感を反映させることができれば、クオリティの高い夏メールになるでしょう。
・朝夕はだいぶ涼しくなってまいりました。
・秋晴れが気持ち良い毎日となって参りました。
・厳しかった夏の日差しも、秋風とともに和らいできました。
・清々しい秋晴れが続く昨今ですが、お元気でお過ごしでしょうか。