犬は、基本的に穏やかで温厚な動物です。
人に対し、優しい心を持っているからです。
人が落ち込んでいるときや泣いているときにはそっと寄り添ってくれたり、人がケンカをしているときには仲裁に入ってくれたり、人が楽しんでいるときや喜んでいるときには一緒に楽しんだり喜んだりもしてくれます。
どんな犬も人に対して優しい心を持っているのですが、育った環境やコミュニケーションやしつけなのにもよって変わってしまいます。
本記事では特に優しい性格の犬種を5種類ご紹介します。
優しい性格の犬種ベスト5
1.ラブラドールレトリーバー
体高:約60cm
体重 約30kg
原産国:イギリス
日本でとても人気な大型犬として知られているラブラドールレトリーバーは、温厚で優しい性格をしていることでも有名です。ラブラドールレトリーバーはとても賢く従順なので警察犬や災害救助犬として人間と一緒に活躍することが多く、なかでも盲導犬といえばラブラドールレトリーバー!というほど、人間のために一生懸命活躍をしてくれていますよね。
そんなラブラドールレトリーバーは愛情深いので、家族はもちろんのこと他の人や犬に対してもフレンドリーな子が多いそうです。実際に散歩中に見かけるラブラドールレトリーバーは皆穏やかで友好的な子が多いように感じます。飼い主のしつけの賜物ともいえますが、ラブラドールレトリーバー本来の性格でもあるのでしょうね。
2.ゴールデンレトリーバー
体高:約60cm
体重 約30kg
原産国:イギリス
ゴールデンレトリーバーを見て、ラブラドールレトリーバーと同じ系列の犬種だと感じる人はたくさんいると思いますが、実際には頭の骨のつくりや被毛の性質が異なるので別の犬種であることがハッキリ区別されています。そんなゴールデンレトリーバーは優しい性格に加えてやんちゃで陽気な子が多く、甘えたで遊ぶのが大好きなので子供の遊び相手にピッタリといわれることがよくあるそうです。
ただ、ラブラドールレトリーバー同様に、大きな体をしていてイタズラ好きな一面もあるので、シッカリしつけを行うことが必要となります。
3.ブルドッグ
体高:約37cm
体重 約25kg
原産国:イングランド
「ブルドッグのイメージは?」と聞かれると、首にトゲトゲの鋲が付いた首輪をつけながら威嚇しているブルドッグの姿を想像する人は多くいるのではないでしょうか。そんな怖いイメージが強いブルドッグですが、実はとても心が優しく大人しい犬種だといわれているそうです。また、自分の気持ちをシッカリと持っていながらも飼い主に忠実で愛情溢れた性格をしている子が多いのだとか。
他の犬種と比べると誰にでもフレンドリーに接することは少ないですが、同時に攻撃的な態度を見せることも少ないそうです。一言でいうと見た目に反しておっとりした性格をしているといえるでしょう。
4.トイプードル
体高:約26cm
体重 約4kg
原産国:フランス
日本でとても人気な小型犬のトイプードルも優しい性格の子が多い犬種として知られています。クルクルな巻き毛が特徴的で可愛らしいですよね。プードル種は元々使役犬(猟犬)として活躍していたので、トイプードルもその名残として活発で運動が大好きな子が多いのだとか。さらに好奇心旺盛な一面もあってかフレンドリーな性格をしている場合も多く、誰とでも友達になりやすいといわれています。
5.キャバリア
体高:約32cm
体重 約6kg
原産国:イギリス
少しソバージュがかった大きな垂れ耳が特徴的なキャバリアも心が優しい犬種として名が挙がることがよくあります。キャバリアの祖先ともいえる犬種スパニエル種は元々猟犬だったようですが、キャバリア自身は人に可愛がられることを目的とした愛玩犬として飼われていたそうです。ですので、トイプードル同様に好奇心旺盛でありながら愛玩犬の特性も含んだ犬種といえ、友好的で優しくとても飼いやすい犬種として知られています。
ちなみにキャバリアの正式名称は『キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル』というそうなのですが、これはイングランド王チャールズ1世と2世(キング・チャールズ)に愛されていたことが関係しているそうです。また、キャバリアという名前には『騎士』という意味がこめられているのだとか。その名に恥じないように、キャバリアはおしとやかで争いごとを求めない子が多いみたいですよ。何だか本当の騎士って感じがしますね。
まとめ
犬はみんな優しい性格をしていると思いますが、今回はその中でも特に優しいといわれることが多い犬種を5種ご紹介させていただきました。
もちろん、犬によって性格が異なりますし、正直なところ実際に犬が優しくて穏やかな性格になれるかどうかは、飼い主の育て方や育つ環境が大きく左右されるといえそうですね。
ですので、愛犬が優しい性格になれるかどうかは、あなたの行動次第といえるでしょう。