小さくて可愛らしいハムスター。
ハムスターって人に懐くの?
「せっかく一緒に過ごすのだから懐いてほしい!」
と誰しもが思うことでしょう。
しかし、
そもそもハムスターは人に懐くの?
懐かない動物だって聞いたことあるんだけど、本当?
というような疑問が生まれてくると思います。
ハムスターは人に懐くのか?
懐くとしたらどのようにしたら良いのか?
本記事では、そんな疑問についてご説明していきます!
ハムスターが懐くことはできるのか?
皆さんは「懐く」と聞いて、
どんな状態を思い浮かべるでしょうか?
飼い主の元に自ら歩み寄り、
甘えるような仕草や表情で気持ちを伝えたり、
後を追いかけ、ついてくる
これらの行動は犬や猫によく見受けられますよね。
一方のハムスターはどうでしょうか。
ハムスターは、主人の声に反応することはあっても、
犬や猫ほどの行動は見られません。
これは犬や猫に比べて、ハムスターの知能が低く、
ほぼ本能で生きているためです。
主人のことは臭覚・聴覚で覚えていますが、
「懐く」までの行為にはなかなか至らないのが実情です。
そのため、ハムスターは懐くというより、
「慣れる」動物であるといった方が正確な表現と言われています。
ここでいう慣れるというのは、
人間であったり、その場の環境に対してを言います。
では「慣れる」というのは、
具体的にどんな行動を指すのでしょうか?
ハムスターは本当に懐くことはないのでしょうか?
◼️手の上に乗る
ハムスターは慣れてくると「手の上に乗る」というのは、
ご存知の方も多いかと思います。
また、食べ物を人間の手から受け取るようになったり、
自ら近づいて食べ物を要求するようになっていきます。
では更に慣れてくると、どんな行動を取るのでしょうか。
◼️手の上で餌を食べる
例えば野菜やおやつやクッキーなどを手の上で与えたとき、
お口の頬袋に詰めたり、すぐにハウスに戻ることもせずに、
その場で食べ始めるようになります。
◼️手の上で毛繕いをする
ハムスターの毛づくろいは、大きく2つに分けられます。
・ストレスを感じて落ち着かせるために行うとき
・リラックスをしているとき
前者の方は、「早くしなきゃ!」という思いから、
とても忙しなく、あっという間に終わらせてしまいます。
後者の方は、時間をかけゆっくりと行います。
もし後者の行動をとっていたなら、
あなたの手の上がとても落ち着く場所だと思っている、
と言えるでしょう。
◼️手の上で眠る
慣れていると感じる行動の中でも、
究極の形と言っても過言ではありません。
ここまでくるともはや懐いていると言っても良いと思います。
手の上に乗せた状態でしばらく頭や背中を撫で続けると、
リラックスして眠ってしまうハムスターがいます。
ですが、ハムスターには個体差がありますので、
慣れていても眠らない子は沢山います。
可愛い姿を見たいからと無理に眠らそうとしたり、
「眠らないのは自分(飼い主)に懐いていないからだ!」と
悲観したりしないようにしましょう。
ハムスターを懐かせる方法
ハムスターを懐かせる方法としては、
まず、飼い主が与えた環境になれるまで焦らずに、
気長に待つことが大事です。
そして次のステップとして、
餌を手渡しで与える方法がお勧めです。
与える餌は手渡しでできるものであればなんでも大丈夫ですが、
中でもひまわりの種が比較的渡しやすいと思います。
まず、あんまりハムスターのお腹を一杯にしないように餌の量を少なめにして、お腹を空かした状態にします。
慣れないうちはゲージの外から隙間に差し込むようにひまわりの種を指で摘んで入れます。
最初は怖がって近付かないかもしれないですが、
だんだんと近づいて食べるようになるでしょう。
ハムスターを怖がらせずに焦らず信頼関係を築いていくことが大切です。
まとめ
今回は「ハムスターは懐くのか?懐くための方法は?」
についてご紹介しました。
ハムスターはよく「懐く」というより「慣れる」動物
だと言われることもありますが、
手の上で眠るようにまでなると、
懐いていると言えるのではないでしょうか?
ハムスターが人や環境に慣れてきて、
自ら行動を起こしてくれるのを待つのが基本ですが、
手渡しで餌を与え続けるとだんだん信頼関係が芽生えてきて、
懐くようになるはずです。
ハムスターにはそれぞれの良さがあります。
主人はそれを理解し、その子にしかない
可愛らしい姿を見つけてくださいね!