愛する人とのお別れは、
心が引き裂かれるほど辛いものです。
恋人に別れを切り出されたとき、
どんな行動をとるのがいいのでしょうか。
今回は、極めて“理想的な方法”を3つ御紹介します。
この通りに出来なくても仕方がありませんが、
少しでも近づけると、
自分の中でも納得できる結果になるかもしれませんよ?
まずは、きちんと話し合う
恋人が別れたがっている理由をよく聞くことが大切です。
その上で、その問題が改善できるものであれば、
きちんと提案し、
やり直す方法を見つけていくことが大事です。
例えば、浪費癖が原因なら、
節約することを約束したり、
なかなか会えなくて寂しい思いをさせているのであれば、
会えない夜はテレビ電話で話したりするなどの
提案をしてもいいでしょう。
ただし、
どんなに頑張っても改善できないことなのであれば、
このままでは相手に負担をかけ続けてしまうことを、
理解することも大切です。
自分は良くても、相手にとっては辛いことなのであれば、
相手の思いを汲むしかありません。
例えば、
自分が浮気してしまったことに相手が怒っているのであれば、
過去の過ちは消せないし、
信頼を取り戻すことは難しいものです。
さらに、
「恋人の方に他に好きな人ができた」
「恋人への気持ちが冷めてしまった」といった
“相手の心変わり”が理由の場合はどうすることもできません。
人の心を縛ることもコントロールすることもできないですしね。
これはもう諦めるしかないでしょう。
ただ、この話し合いのとき、
とても重要なことがあります。
それは、自分は「別れたくない」という気持ちは、
きちんと伝えることです。
このときに自分の思いを言えないと、後々後悔するからです。
自分の思いを伝えた上で相手がそれを、
受け入れられないのであれば、それは仕方がないし、
諦めもつくものです。
付き合うというのは、
二人で関係を築いていくことなので、
どっちが関係を続けたくなければ、
もうどうしようもありません。
でも、相手の思いをきちんと聞いて、
自分の気持ちも伝えて、
お互いが納得できる結論を出しましょうね。
このとき、
「どうしても相手と別れたくない」というときは、
自分の心と向き合う必要も出てきます。
それを次のページで紹介します。
「本当に愛しているのか?」を考える
「どうしても相手と別れたくない」というときは、
その相手への思いは「愛」なのか、「依存」なのか、
「執着」なのかを、自分に問いただすことは大切です。
依存や執着は、愛ではありません。
言うなれば、「自分が心地よくいたいがために、
相手を必要としている」だけの自己愛です。
では、逆に本当の愛を抱いている場合は、
相手に別れを切り出されたとき、
最終的にはどんな思いが出てくるものでしょうか。
それは、
「彼(彼女)が本当に別れたがっているのであれば、
(悲しいけど)別れてあげよう」という思いです。
これこそが、相手にできる最後の愛情行為ですよね。
中には、
「私じゃないと、彼(彼女)を幸せにできない!
だから別れない」
なんて、自分勝手なことを思う人もいます。
でも、相手が、
「彼女(彼)と一緒にいたら、幸せになれない」
と思っているのであれば、手放してあげるのが愛です。
そして、
「自分とは関係ないところであっても、
相手が幸せでいること」
を願うのが、本当の愛なのです。
それは自分自身にも言えることです。
「彼(彼女)がいなくても、私は幸せになることができる」
ということを信じましょう。
彼(彼女)だけが自分の幸せの元ではないはずです。
また、
自分は相手にとって必要な人間なのだと分からせるために、
別れた後、相手が不幸になることを願う人もいます。
それも愛ではありません。
そんなことをしなくても、
一緒にすごした月日の中で、
あなたがきちんと愛情を注いだ分だけ、
相手はいつかその愛に気づくときが来ます。
そのときは自ら相手に後悔させようとしなくても、
相手は大切な人を失ってしまったことが分かるものです。
だから、できることなら醜い姿を見せないで、
最後の最後まで、
相手に愛を注いであげることを心がけましょう。
恋人との思い出を整理する
長く付き合えば付き合ったほど、
また関係が親密であればあったほど、
元恋人の存在が自分の生活に深く染み込んでいるものです。
だから、別れたときには、
少しずつ元恋人の存在を抜いていく作業が必要となります。
思い出の品の処分はもちろんのこと、精神面でも、
今まで夢見ていた“二人の未来”に対する希望を、
消していかなくてはいけません。
また、それらを抜いた分、その空いた隙間を、
新たなもので埋める作業も必要となってきます。
その隙間を埋めるために、
「新たな恋を見つける」という手段を選ぶ人もいますが、
まだ心の整理がつかないうちに新たな恋を、
見つけようとすると、むしろ前の恋を思い出してしまい、
余計に辛くなることもあります。
だから、なるべく自分の心が本当に動くような、
「これをした方が幸せになれると思えること」を見つけ、
それで埋めるようにしましょう。
それは一人の時間が増えたことでできる、
「趣味」や「夢に向けた新たなチャレンジ」
でもいいでしょう。
自分がワクワクすることを探していきましょう。
まとめ
ここまで、
「恋人に別れを告げられて
つらいときに乗り越えるための3つの行動」
について紹介してきました。
人生にはどんな形であれ、
出会いもあれば、別れもあります。
何度も別れた経験がある人でも、
この悲しみは慣れることではありません。
でも、
「だったら、
その人に出会わなかった方がよかったのか?」
というと、そうでもないでしょう。
おそらく、
何もなかったよりも、出会った方がよかったはず。
なぜなら、
それは「この別れが悲しいこと」が物語っています。
「ここまで悲しくなるというのは、
付き合っているときは楽しかった証拠」なのです。
どんなことでも幸せは永遠に続くとは限りません。
ただ、ひと時でも、
相手から幸せをもらったことが確かなのであれば、
最終的には相手に「ありがとう」という気持ちを
伝えられるといいですよね。
恋人と別れたからこそ、
また新たな出会いが生まれるのも事実です。
たとえ失恋で終わったとしても、
経験によって学べたことはたくさんあるでしょう。
それが“自分の魅力”になります。
だからこそ、
「自分はここまで人を愛せたんだ」という経験を誇りにして、
また新たな人と出会い、愛を注げる人でありたいものですね。