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悩み 教育

ゲームでは集中できるのに勉強だと集中できないのは何故?

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「ゲームは何時間でも集中してやっているのに、
   勉強で集中できないのは何故?」

という親の悩みを時々耳にします。

ゲームには食事も忘れるくらい没頭して、
集中しているのに、
何故勉強には集中できないのでしょうか?

その理由も含め、
学習への集中力が高い子供に育てる為に、
親ができることをお伝えします。

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ゲームの集中力が勉強に活かせない理由

「ゲームへの集中力を勉強に活かせればいいのに」
と思われる親も多いと思いますが、
実は残念ながらこれは実現しません。

何故なら、勉強の集中力は、
自分の意志を持って自ら進んで行う集中ですが、
ゲームの集中力は、
コントロールされている集中であるから。

ゲームは指先の少しの動作で、
画面が次から次へと刺激的な場面に変化し、
考える隙もなく、
どんどん熱中するように作られています。
だから中毒性があり、なかなか止められないのです。

勉強は自ら文字を読み、記憶したり、
思考しなければなりません。

本人の強い意志がないと前には進まず、
集中するのにかなりのパワーがいります。

ゲームにコントロールされ集中している子供は、
自分で考えることがどんどん苦手になってきます。

そうすると、
考えなければできない勉強は余計やる気がせず、
集中して取り組むことから更に遠のいてしまうでしょう。

集中して勉強しなさいという言葉が集中力を低下させる

親は子供に集中して勉強できる子になって欲しいと
「集中して勉強しなさい」
と言うこともあるかと思います。

ですがその言葉は、
子供をに勉強をしているふりをさせるだけで、
勉強に集中させることはありません。

子供は親の命令にとりあえず従うものの、
勉強に対してうわの空で、注意が散漫になり、
集中は途切れ、低下するばかり。

無理強いから集中力を高めることはできません。

では小学生の学習への集中力を高めるには、
親はどのようにすれば良いのでしょうか。
次にポイントをお伝えします。

学習への集中力を持続させるために親ができること

■1 勉強に関係のないモノを整理し、環境を整える
勉強をしている時、
ゲームやおもちゃが目のつく所に置かれていたり、
テレビがつけっ放しになっていると気が散ります。

また大きな声で話していると、
どうしても会話が気になったりするものです。

■2 するべきことを具体的に細かく分ける
勉強への集中力の低い子は、少しすると直ぐに、
他のモノに興味が移ります。

ですので、今すべきことを細かく区切り、
少しずつ集中してこなせるように訓練していきましょう。

例えば「計算問題5問」や「漢字10個」と決め、
とにかくそれができるまでは、
その計算や漢字から、目を離さず取り組む、
というようにすべき内容を細かく分けて具体的に決めていくのです。

子供と話しあい、一緒に行動を具体的に、
区切る作業を親子でするのもいいですね。

それを積み重ね、徐々に集中力を持続させていくと、
高まっていくでしょう。

■3 集中して達成した喜びは小さな事から味わせる
はじめの間は、一つの区切りが達成できれば、
その都度、「できたね!」「がんばったね」
と声をかけてあげましょう。

できた喜びと褒められた嬉しさを味わう事で、
また次への集中の励みになり、
少しずつステップアップしていくでしょう。

いきなり長時間の集中力と大きな喜びを求めると、
それを達成するまで集中力が持続せず、
途中で挫折してしまいます。

ですので初めは細かく区切った達成ごとに喜びを味わうよう、
まめに言葉がけしていくといいですね。

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まとめ

集中力を高めるには、「自発的に取り組み、
時間を忘れて熱中するモノを見つける」
と言われることがあります。

確かにその通りなのですが、
熱中している子供の姿を見誤ると、
かえって集中力がなくなることがあります。

テレビや動画を繰り返し見ていたり、
ゲームを長時間していると、
確かに熱中して集中しているように見えるでしょう。
ですがそれは集中しているのではなく、
させられている状態です。

自分が働きかけて行うクリエイティブなことに、
熱中してる集中力かどうか、
そこを親は見誤らないようにしましょう。

そして集中して勉強をするのには、
姿勢を保ち座っている筋力や体力も必要です。
また睡眠不足も集中力の妨げになります。

運動や食事などの生活面も健康を保つよう心がけたいですね。

コントロールされる集中力ではなく、
自らの意志で行う集中力を身につけ、
これからの子供の人生がより有意義になるように、
育ててあげたいですね。

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