3月3日といえば、ひな祭り。
毎年、当たり前のように、雛人形を出して、桃の花を飾って。
女の子の成長と幸せを祈る大切な行事ですよね。
しかし、どうしてひな人形を飾ったりするようになったか、理由をしっていますか？
雛人形を飾っていても、その由来は、意外と知らないということも多いです。
親としては、子供に行事の由来についてもしっかりと説明したいですよね。
そこで、ひな祭りの由来と意味を、子供に分かりやすく、簡単に説明できる説明をご紹介します。
ひな祭りの由来を理解する
まずはひな祭りを理解するところから始めたいと思います。
大人向けの通常の説明。そしてひな祭りを理解してから
子供向けに分かりやすく伝えるためのポイントを紹介する
このような流れで説明しようと思います。
それでは一緒に見ていきましょう。
ひな祭りの始まりは、２つの行事が結びついているとされています。
１つは、貴族階級の子女が、天皇の御所をイメージした御殿や飾り付けをして遊ぶことで、健康と厄徐を願った
「雛あそび」
２つめは、和紙で作った人形に災いを託して、川や海へ流して災厄をはらう民俗行事の
「流し雛」
「雛あそび」と「流し雛」の２つが宮中から庶民の間へ広まる間に、今の「ひな祭り」の形になったとされています。
人形作りの技術が発展して、立派な人形が作れるようになると「流す」ものから「飾る」ものに変わって行きました。
自然と雛人形が豪華になっていく流れの中で、「内裏雛（だいりびな）」だけだったものが、二段、三段・・・七段と雛段を飾るようになっていきます。
そして最初は、若い女性が中心の行事だったひな祭りに、赤ちゃんが加わるようになります。
初節句として、女の子が生まれると雛人形を用意して、その女の子に災いがふりかかりませんように、美しく成長して幸せになれますように！
という願いを込めてお祝いをする風習が広まっていきます。
こうしてひな祭りは、祓いの儀式であったものが徐々に形を変え、女の子の成長と幸せを願うお祭りとなって、庶民の間へ定着していったのです。
ひな祭りの由来の子供向けの説明方法
ひな祭りを子供に説明するときには、子供の年齢などによって理解力が違いますので、それに合わせて伝える量を変えてあげるとよいでしょう。
・昔は紙の人形に災いを託して川に流していたこと
・ひな人形には子どものお守りのような意味があること
・ひな祭りは子供の成長を願う日ということ
これだけでは、イメージしにくいと思いますので、会話調で書いてみますね
ママ：今日はひな祭りよ。
子供：ママ、ひな祭りって何？
ママ：ひな祭りは○○ちゃんが、元気で幸せに大きくなれますように雛人形を飾る日なのよ。
子供：なんで雛人形なの？
ママ：雛人形には、○○ちゃんを守ってくれるお守りなんだよ。
昔は、紙の人形を作って川に流したりしていたんだよ。
子供：そうなんだ～
ママ：一緒に雛人形を飾りましょう♪
子供：うん。飾る！
こんな感じの会話で伝えてあげると、ひな祭りの由来が伝わりやすいのではないかと思います。
まとめ
今回はひな祭りの由来と、由来を子どもに説明するポイントついてお話しました。
ひな祭りは、雛遊びと流し雛の２つが結びつき、発展して現在のひな祭りになったんでしたよね。
日本には沢山の行事がありますが、行事の由来を知ることはとても大切なことだと思います。
是非、あなたのお子様に、ひな祭りの由来を説明するときの参考にしてもらえれば嬉しいです。
それでは、素敵なひな祭りを過ごしてくださいね
