お世話になっているあの人にお土産を届けたいけれど、手紙(添え状・送り状)も添えないとそっけないと思われていまいそうですよね。
親族の場合はそんなに迷わないけど、職場の上司や知り合いとなると、なんと書けばよいかよくわからない…。
贈り物には、できれば手書きの手紙を同封するのがのぞましいですよね。
一言メッセージの例文をまとめましたので、参考にしてみてください。
お土産に添える手紙に書くメッセージの文例
・ほんのお礼のしるしに……
・ささやかですが、お誕生日のお祝いに
・旅行先で、おいしそうな海の幸に出会ったものですから……
・いつぞやは、珍しい御地の○○をお送りくださいましてありがとうございました。
・ことしも〇〇の季節がやってきました。
毎年かわり映えもせず恐縮ですが……
・たまには懐かしい郷里の味で、一献傾けていただきたく……
・市場で〇〇を見かけ、あなたのご好物であることを思い出したものですから
・実家からとれたての○○がたくさん届きました。
わが家ではとても食べ切れませんので、お手伝いしてくださいね。
・いただき物で失礼ではございますが
・到来物ですが、お福分けとして少々お届けさせていただきます。
(「おすそ分け」という言葉は、上から下へ分けてやるという印象があるため、贈る側は使いません。
ただし受けとった側か「おすそ分けにあずかり……」などと使うのはかまいません)
・当地名産の春の香りをお届けいたします。
・最近できたお店なのですが、なかなか評判がいいようで、一度お試しいただきたく……
・軽くゆがいて、おひたしにしてお召し上がりください。お口に合えば幸いです。
(珍しい食品や地域の名産品などの場合は、調理方法などについても書き添えると親切です)
・お好みに合ったものをお選びいただきたく、失礼とは存じましたが……
(カタログギフトや商品券を贈るときは、このようなひとことを添えると丁寧です)
・甘いものがお好きだとうかがいましたので、こちらの名産品と評判のお菓子を選びました。
・今年も実家のりんごがおいしく実ったので、ぜひお召し上がりください。
・旅行先で、以前に~さんがお好きだとおっしゃっていた~を偶然見つけました。少しですがお送りします。
例文1
寒い日が続いていますが、お変わりなくお過ごしでしょうか。
先月、長期休暇を利用して家族で◯旅行に行ってまいりました。
お土産と申すにはささやかな品なのですが、
~さんが韓国のりが好物だとおっしゃっていたのを思い出し、
少々買い求めました。
地元の特産品ということなので、ぜひお召し上がりください。
また近いうちにお会いできるのを楽しみにしております。
例文2
その後、お変わりないでしょうか。
電話でお話ししていたサッカー観戦チケットを送ります。
主人が勤務先の上司からもらってきたものなのですが、
あいにく我が家では誰も行ける人がいないので、
~さんに受け取っていただけるとうれしいです。
サッカー少年の◯君と一緒に楽しんできてくださいね。
また近いうちに食事しましょう。
例文3
いつもお世話になりありがとうございます。
先日、実家に帰省した際に、
地元で有名な和菓子処に立ち寄りました。
甘いものがお好きだと伺いましたので、
よろしければ召し上がってください。
まとめ
親しい間柄なら「あなたの好物を見かけたから」「あなたに似合いそうだから」と品物を贈ることもあるでしょう。
しかし、一般的なおつきあいの範囲では、贈答を行うときは何がしかの「理由」があります。
お世話になったお礼として
旅行のおみやげとして
誕生日などのプレゼントとして
以前にいただいた品物のお返しとして
など、理由を添えた送り状を出すのがマナーといえるでしょう