朝礼のスピーチって何を話そうかと結構悩む人が多いと思います。
そこで、9月ならではのすぐに使える朝礼ネタをまとめました。
1分程度で話せる内容ですので、
そのまま丸暗記出来ると良いのではないかと思います。
例文を朝礼当番前日や当日、時間がないときにもお使いいただけます。
また、朝礼のスピーチだけではなく、仕事の雑談や大人の教養としても、お使いいただければと思います。
朝礼スピーチ例文(中秋の名月から仕事観を学ぶ)
【ポイント】
中秋の名月から日々の作業の積み重ねが良い結果を生むと述べています。
確かにと思うこともあるのではないでしょうか。
【例文】
9月は中秋の名月があります。
今日は中秋の名月についてお話ししたいと思います。
月は地球の周りを1か月かけて1周します。
一番欠けて細く見える新月から15日かけて満月になります。
満月はまた15日かけて細くなって行きます。
この月の満ち欠けが12回繰り返されて1年となります。
毎月繰り返される月の満ち欠けの中で
最も美しく見える満月が中秋の名月と言われているのです。
少しずつ欠けて、少しずつ満ちていく月。
昨日の月と今日の月を見比べても恐らく、
違いは分からないでしょう。
しかし確実に、毎日の大差ないように見える繰り返しが
いつの間にか満月になったり、
三日月になったりしているのです。
そして、年に1度中秋の名月で、
最も美しい満月で私たちの目を楽しませてくれます。
昔から人々は月見団子をお供えしますよね。
団子だけでなく芋や栗などの収穫された穀物や
稲穂の代わりにススキを供えます。
こうして月の満ち欠けによって農作物の生育のサイクルが
作られていることに感謝の念を表すのです。
そして美しい月を見て宴を開いて観月を楽しんだのです。
さて、私たちの仕事においても昨日とあまり変わらない毎日の仕事の
繰り返しかもしれませんが、真摯に取り組み、
こつこつと積み上げていくことで、
満月に導いていくことができると、私は考えています。
9月は上半期の仕上げの月です。
この半年、こつこつと積み上げてきた努力を、
中秋の名月のごとく輝かしい成果に導く月とも言えます。
そして、上半期を〆た時に社員一人一人の努力が実り、
その仕事に感謝できるように上半期の仕上げを頑張りましょう。
朝礼スピーチ例文(9月の和名を現代と重ねると)
【ポイント】
昔からの風習というのは現代の生活とは離れてきていると改めて認識させられる内容となっています。
なんとなく感慨深い気分になれると思います。
【例文】
今日は和名についてお話ししたいと思います。
12月の和名は師走と言いますよね。
それでは、9月の和名は何と言うかご存知ですか?
月の和名の中でも一番覚えていない月ではないでしょうか。
一般的に9月の和名は「長月」と言います。
9月が長月と呼ばれる様になった由来は諸説があります。
「秋の日の鶴瓶落とし」や「秋の夜長」などと言われる様に、
9月は昼の長かった夏が終わって、夜が長くなってゆく月です。
だから「夜長月」が略されて長月になったという説が有力です。
また稲刈りの月なので、稲刈月」。
いねかりつき、ねかりつき、ねかつき、ねかづき、ながつき・・
といった説もあります。
しかしよくよく考えて見ると、
夜長というほど9月は日が短くはありませんし、
稲刈りにはまだ早い時期です。
なぜそのようにいうかというと、
月の和名は本来旧暦の9月を表しています。
新暦の9月より1ヶ月ほど後の、
今でいうなら10月に当てはまります。
そうすると納得できますよね。
その他にも色々な和名があるようですが、
ちょっと気になるのが、「寝覚月(ねざめめづき)」という和名です。
深夜までテレビがアニメやドラマを放映していたり、
小腹が減ったときにコンビニに買い出しに行ったりという現代の夜の生活は、
月の和名が使われていた時代にはありません。
夜は巷に魑魅魍魎が徘徊する怖い時間帯です。
それに燈明の蝋燭や油も貴重品だから、
遊びの為に使うのは貴重で勿体ない物でした。
そんなこんなで暗くなればお布団に入って寝るのが普通なのです。
そして秋の夜長は睡眠時間も長くなるので、
途中でふと目が覚める事もしばしばあり。
というわけで9月は「寝覚月」なのだそうです。
8月は昼も夜も暑くて体力が消耗していますので、
9月にはそれぐらい長々と寝て体調を整えたいものです。
そして実りの秋へと入っていくので、
美味しい物をしっかり食べて体力の回復に努めましょう。