今度の歓送迎会で初めて乾杯の前の挨拶を頼まれてしまったあなた。
何を話したらいいのかわからないし、
いつが発声のタイミングなのかも良くわからないですね。
そんな時、さりげなくかつ気の利いたひとことを添えて、
素敵な挨拶で乾杯ができると、
見送られる側に喜んでもらえるだけでなく自分の評価もぐんとアップするかも。
乾杯と締め挨拶のポイントと文例をご紹介します。
会社の飲み会での挨拶のポイント
挨拶のコツ
・長くなりすぎ注意!1~2分ぐらいがちょうどいい!
乾杯のときは、会場の皆さんが、グラスに飲み物をついで、
手に持っている状態ですよね。
伝えたいことがたくさんあると思いますが、できるだけ短めにしましょう。
・会の主役、上司などに言及するエピソードを入れる
自分がお世話になったエピソードなどなど、ほっとする話がよいです。
でも、ないよという方は無理に話す必要はありませんよ。
新しく来られた方には、会社や部署のちょっとほんわかするような
紹介の話でもいいですね。
会社の飲み会での乾杯の挨拶の例
退職される方を送る、新入社員を迎える
異動される△△さん、今まで本当にありがとうございました。
これからもその明るい人柄を生かし、がんばってください。
そして、新たに仲間に加わった△△さん、これからともに頑張り、
若い力を存分に発揮してください。
ではご唱和をお願いします。乾杯!
退職される方を送る、新入社員を迎える
退職される○○部長、長い間お世話に成り、本当にありがとうございました。
○○部長には、営業のイロハを一から教えていただきました。
そして、△△さん、私たちの職場は、みんな和気藹々としています。
わからないことはどんどん聞いてください。
一緒に頑張りましょう。
では、○○さんのご健勝と△△さんのご活躍を祈念し乾杯を行いたいと思います。
皆様ご発声をお願いします。
乾杯します。
会社の飲み会での締めの挨拶の例
締めの挨拶の目的
締めの挨拶の「締め」とは、
まもなく会がお開きになりますよと会の終了を告げるためのもので、
やはり手締めを行います。
締めの目的は、
「終わり良ければ、すべてよし。」ということで、
会の締めくくりとして、出席していただいた方々への感謝の言葉を述べ、
2次回などをお伝えすることです。
例文①
本日は、○○部の歓送迎会にご参加いただきありがとうございました。
○○支店長、○○部長、本当にお世話になりありがとうございました。
新しく来られた、○○部長よろしく御願いいたします。
(入社された○○さん、一緒に頑張っていきましょう。)
お手を拝借、(かけ声)よー(一本締め・三本締め・一丁締め)」
例文②
大変うれしく思っています。
まだまだ飲み足りないという方もいらっしゃると思いますので、
この後は○○で二次会を予定しています。
お時間に余裕のある方は、ぜひご参加ください。
お手を拝借、(かけ声)よー(一本締め・三本締め・一丁締め)」
手締めについて
締めの挨拶で、お祝いや感謝の意をお伝えした後、
さらに、最後を飾るために、手締めを行います。
手締めの種類と使い分けをお伝えします。
三本締め
三本締めは、大事な祝いの席などを締める場合に行うことが多いです。
会社での大きな事業が成功した時や、大きな目標が達成できた時など、
すべてのことが完了した場合です。
この締めの「三本締め」は、
(かけ声も、とても大切です。)
「三本締めでお願いします。いよぉー。」
「パンパンパン♪ パンパンパン♪ パンパンパン♪ パン♪」 (三回)
と、三回手拍子をリズム良く三回行い、さらに三回続けることです。
一本締め
一本締めは、三本締めを一回に略式にしたものです。
(この場合のかけ声は、)
「一回だけの一本締めでお願いします。いよぉー。」
「パンパンパン♪ パンパンパン♪ パンパンパン♪ パン♪」 (一回)
一丁締め
一丁締めは、時間がない場合など、略式に手を1回だけ叩くものです。
一本締めと一丁締めが混同されやすいので、
音頭を取る人は、ちゃんといいましょう。
(一丁締めのかけ声は)
「いよぉー、ぽん、の一丁締めでお願いします。いよぉー。」
「パン♪」
「一本締め」や「一丁締め」は、
歓送迎会など宴会や飲み会を締める場合に良く使われます。
まとめ
宴会などで、みんながグラスを手にしている状態の乾杯のスピーチは、
できるだけ短く話すことを心がけて。
伝えたい思いがたくさんあって長くなりがちなスピーチに、
聞き手がゲンナリなんてことにならないように。
冒頭と最後の部分は例文を参考に、仲の良い仕事仲間には、
一つエピソード付け足すイメージでスピーチを考えてみよう。
いかがでしたか?挨拶は緊張するものですが、
出だし、締めの定型文を決め、その間にどれくらいコメントを入れるか
時間配分をもとに考えていくと、
思ったよりも簡単に挨拶文は作ることができます。
挨拶をする前に、実際どれくらいの時間になるかを計って
準備をしっかりしたら、本番もスムーズにいきますよ。
いい挨拶になるといいですね。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました。