結婚式のスピーチを成功させるために一番重要なことは、
話す内容を前もって準備すること、
練習することです。
話すことに苦手意識がある方、
緊張してしまう方、
友人として新郎新婦のおふたりにとって印象に残るスピーチを残すために、
友人代表スピーチの失敗しないコツと、
スピーチの基本的な構成などをご紹介していきます。
友人代表スピーチの基本構成とコツ
②自己紹介
③結婚する友人と自分の思い出エピソード
④二人へのはなむけ、締めのメッセージ
基本的にこの4つの構成でOKです。
スピーチ内容を決めるときの4つのポイント
・結婚式の友人代表スピーチは、
友人との思い出をさかのぼり、
もっとも二人にとって印象深い思い出をテーマを決める。
・結婚式の友人代表スピーチでは、
とにかく結婚する友人を「褒める」こと。
これが良いスピーチになるコツです。
・ふたりへのメッセージは、締めに持って行き、
友人の結婚相手のお話も含め、
「これからもよろしく」と「お幸せに」
の2点で締めることでうまく締まります。
・結婚式の友人代表のスピーチは、
平均して5分以内が目安です。
長すぎると聞いている人たちに
「長い」「うまくまとまってないな」
という印象が残ってしまう可能性があります。
スピーチを成功させるうえでの最初のコツは、
何を伝えたいのかを明確にすることです。
それでは、例文を見ていきましょう。
友人代表スピーチの例文
【例文1】
並びにご両家の皆様、本日は誠におめでとうございます。
こんなに素晴らしい結婚式で二人をお祝いすることができて、
とても嬉しく思います。
ただいま司会よりご紹介いただきました、
新婦友人の◯◯です。
誠に僭越(せんえつ)ではございますが、
お祝いの言葉を述べさせていただきます。
◯◯さんとは、小学校の頃同じクラスになりました。
その頃から◯◯さんはいつもクラスのムードメーカーで、
思いやりがあって優しく、
女子からも男子からもとても人気者でした。
隣の席になった事ですぐに仲良くなり、
それから高校まで、
登下校も部活も塾も週末もほぼ一緒にいるくらいの仲良しでした。
ただ、中学校から高校3年生まで同じクラスになれなず、
高校3年生の時についに同じクラスになり、
二人でお互いの教室に走って、廊下で会い、
スライディングする勢いで喜び騒いだ事は一生の思い出です。
◯◯さんが、東京の大学に進学し、
ついに離れ離れになってしまいましたが、
何かあるたびに1時間2時間の長電話で携帯の料金が高くなり過ぎて、
お互い母親に怒られた事もありましたね。
◯◯(新郎)さんを紹介された時は、
あまりにも幸せそうな◯◯さんに、
私まで嬉しく幸せな気持ちになった事を今でも覚えています。
◯◯(新郎)さんは、とても男気がよく、
優しく、とても頼りになる存在ですので、
きっと◯◯さんを幸せにしてくれます。
ただ、ひとつ心配ごとは、
普段は明るくポジティブでまわりのみんなを幸せにしてくれる彼女ですが、
嫌な事があった時、一人で不安を抱え込む事がたまにあります。
〇〇(新郎)さん、〇〇さんには、
「何か困ってることはない?心配なことはない?大丈夫?」
と定期的に聞いてあげてほしいです。
そして、もし何かあって困ったときは、
いつでも私に相談してください。
いつでもお二人の味方です。
◯◯さんと◯◯さん、二人ならきっと、
あたたかく明るい家庭を築いていけると思います。
もし壁にぶつかったときは、
いつも力になりたいと思っている友達がいることを忘れないでください。
これをもちまして、
お二人へのはなむけの言葉とさせていただきます。
ありがとうございました。」
【例文2】
○○くん(さん)○○さん、
本日はご結婚おめでとうございます!
又ご両家の皆様方へも、心からお慶びを申し上げます。
今日の佳き日にあたり、
親友の○○さんへのメッセージにお祝いと感謝の気持ちを込めて、
ひと言述べさせていただきたいと思います。
新婦と私は中学1年の春に出会い、
クラスメイトの一人として、それ以来、
お互いの環境が変わってもずっと連絡を取り合いながら、
親交を続けてきました。
高校当時○○さんはバスケットボール部、
私はテニス部に所属していて、二人ともバリバリの体育会系。
今思えば、種目は違ってもスポーツウーマン同士、
自然と距離を縮めていけたのかなと思っています。
また高校生と言えば、青春真っ只中!
恋の相談にもたびたび花が咲き、
そんな時○○さんはいつも、
本当に的確で現実的なアドバイスをしてくれました。
その時の私の恋が一体どうなったかはさておき(笑)、
頼りがいのある友人に叱咤激励されながら、
青春の日々を過ごしました。
3年生の初め、
わたくしが骨を折し入院してしまった時には、
毎日のように病院来てくれて、
印刷物や配布物を届けてくれたことを今でもよく覚えています。
そして何より嬉しかったのは、
クラブの試合までに傷が回復するのか不安で落ち込む私に、
何も言わず、ずっと側にいてくれて励ましてくれてた事。
あの時の○○さんの優しさは、
今でも決して忘れることはありません。
あの時のあなたを見て、
私は「一生の友を得られたのだ」と感じました。
高校を卒業すると、○○さんは仕事に就き、
私は県外の大学へ行く事になり、
学生時代のように毎日一緒にいることができなくなって、
少し淋しい思いをしましたが、
帰郷するたびに私の悩みを聞き、
元気づけてくれましたね。
今まではしっかり者の○○さんにすっかり甘えていたけれど、
これからは少しでも、
新しい生活を始めるあなたの助けになれるといいなと思っています。
新生活と言えば、
一緒に始めた趣味が少しずつ上達して、
新居用のコップづくりが楽しくなってきたようですね。
お互いの家で友人たちと、
自分手作りの食器でパーティーをしよう!という夢、
近いうちに実現できそうなので、今からとても楽しみです。
長らく、
新婦と私との関わりについて御拝聴いただきましたが、
ここで、
私の知る○○さんの人柄についてもお話したいと思います。
彼女の性格をひと言で言うならば、
「天真爛漫で友達思い」。
強気なところもあるけれど、
人としての優しさをたくさん持っている女性。
そんな風に表現できると思います。
もちろん新郎の○○さんは、
○○さんのことを誰よりもよく分かっていらっしゃることと思いますが、
もし二人がケンカになってしまった時は、
案外寂しがり屋の新婦に免じて、
寛大に受け止めてあげてくれると嬉しいです。
でも本当は、このお二人なら時々してしまうケンカも何のその、
必ずや笑顔あふれる明るい家庭を築いていってくれるものと、
友人として確信しています。
半年後には私も家庭に入りますので、
先輩主婦としての良きアドバイスを、
そしてこれからは家族ぐるみで仲良く付き合っていきましょう。
○○さん、○○さん、本日は本当におめでとう!
末永い幸せをお祈りしています。
まとめ
当日友人代表スピーチを成功させるための
ポイントをまとめます。
以下のことを当日までに準備するようにしてください。
・自己紹介は簡潔に!
・思い出のエピソードは1つにしぼって、友人を「褒める」ことを忘れずに!
・締めは明るく二人へのお祝いの言葉で!
・3〜5分以内に収まるよう、読み上げて、調整する。
・当日に緊張が和らぐよう、人前で練習する。
・原稿内容に合わせて、喋り方を工夫する。
・服装を考える。
あなたの気持ちがしっかり伝わるよう、入念な準備が必要です。
また、服装は当日、ひな壇の側に立つことも踏まえ、
露出の多すぎない、ふさわしいコーディネートを選ぶようにしましょう。