寒い冬になると暖房は欠かせないですよね。
しかし、使い過ぎると電気代の心配や、
暖房器具をつけても部屋が暖かくならないという悩みの方も、いらっしゃいます。
そこで本記事では、
お金をかけずに手軽に寒さ対策もできて、冬の電気代節約にもなる、簡単な方法を5つご紹介いたします!
どうしても高くなってしまう冬の電気代は、しっかり対策を取って手軽に賢く節電しましょう。
部屋の湿度を上げる
「寒さ対策に湿度が関係するの?」
と、思われる方もいらっしゃると思います。
例えば、夏場に晴れている日よりも
曇りの日に暑く感じることはないでしょうか?
それは湿度が関係しているのです。
湿度とは、空気中に含まれている水分量のことです。
曇りの日は、空気中に含まれる水分量が
晴れの日に比べて多いために
ジメジメした蒸し暑さを感じるのです。
特に日本では、夏場は湿度が高くて、
冬場は湿度が低い傾向があります。
ですので、気温や室温以上に寒さを感じるのです。
元々の室温にもよりますが、
湿度を10%上げるだけで、体感温度は2〜3度上がります。
湿度を上げることで節約だけに効果がある訳ではありません。
まず、湿度が保たれている事でお肌の乾燥を防ぐ効果があります。
さらに、風邪の菌やインフルエンザのウイルスの活動を抑える効果があるので、風邪にかかりにくくなります。
湿度を上げることは、冬場の生活にとって一石三鳥なのです。
加湿器がご自宅に無い場合でも、濡れたバスタオルなどを干しておいたり、石油ストーブの上に水の入ったヤカンを置いて蒸気を発生させたり霧吹きで部屋全体に水を吹きかけたりと様々な方法がありますので、ぜひお試しください。
窓ガラスにプチプチを貼る
梱包材として使用されているプチプチは防寒対策には非常に効果があります。
プチプチが寒さ対策に役立つ理由は、窓のガラス面との間に空気の層が生まれることで断熱効果をもたらすためです。
対策していない窓だと外の冷たい空気によって冷やされたガラスから、室内の熱は逃げていきます。
しかし、プチプチを窓に貼ることでプチプチの中の空気が層になるため、室内の熱が大量に逃げるのを防ぐことができます。
空気はもともと熱を通しにくい(逃がしにくい)性質を持っています。
反対にガラスは熱が通りやすいため、この場所に断熱性が高い空気層を作ってあげることで室内の暖気を部屋にとどめておくことができるのです。
ちなみに寒さ対策で使用するプチプチは100均やホームセンターで販売されているもので大丈夫です。。
ただし、プチプチを窓に貼る時の注意点はガラスの部分にだけ貼るのではなく、窓枠全体をカバーするように貼っていきましょう。
窓枠全体を覆うようにプチプチを貼ることで、より気密性を高めることができます。
窓のサッシに隙間テープを貼る
プチプチ等を貼って「よし!これで寒さ対策も万全!」と思っていたのに、イマイチ効果が感じられないという場合もあります。
原因は窓のサッシなどに隙間があることです。
この隙間により部屋の熱は逃げていき、外の冷たい空気が容赦なく室内に入り込んできます。
そのため、防寒対策をする上ではこの隙間風を防ぐことも大切です。
隙間風を防ぐアイテムで定番なのは隙間テープです。
使用方法も非常に簡単です。
サッシと窓枠の間に隙間テープを貼るだけです。
また、現在は隙間テープも100均で購入することができるため、お財布にも優しい防寒対策ができます。
隙間テープを貼る際の注意点としては、テープを貼った後に窓がしっかりと閉まるか一度確認しておきましょう。
隙間テープの素材は伸縮性があるポリウレタンなどが使われているため、大きな問題になることはありません。
しかし、ケースによっては圧迫されすぎて窓が上手く閉まらないことがあります。
このような理由から隙間テープを貼った後は開閉の確認が大切となります。
またテープを貼る箇所にホコリや汚れが付着していると粘着性が落ちるため、事前に掃除をしておくと良いでしょう。
床にパズルマットを敷く
ホームセンターや家具屋さんで、
パズルピースのような形をしたマットを見たことはないですか?
1つ1つは大きくありませんが、
部屋の大きさや形に合わせてピースをつなげて使うシートです。
「ジョイントマット」「コルクマット」とも呼ばれます。
これはインテリアだけでなく、防寒対策にも役に立つグッズです。
冷たい空気は低い位置に向かおうとする性質があります。
冬に部屋のフローリングが冷たく感じるのは、
冷気がフローリング周辺に集まり、フローリングが冷やされてしまうためです。
パズルマットを敷くことにより、フローリング上にある冷気を遮断することができます。
また、パズルマットは冷やされにくい特性があるため、
フローリングが冷えにくくなるのです。
パズルマットは、店舗によっては
100円ショップで購入することもできますので、
気軽に始められて経済的です。
また、パズルマットの下にアルミシートを敷くと、
さらに効果が上がります。
アルミシートのメリットは2つあります。
窓の防寒対策でご紹介した通り、
保温効果が高いことがあります。
また、パズルマットと違い
カビの心配がいらないという点もメリットです。
パズルマットの場合、長い間使用し続けると
湿気のためにカビが生えてしまうことがあるため、
定期的に干したりすることが必要なのですが、
アルミシートであればその心配は必要なくなります。
防寒スリッパやルームシューズを履く
床が冷たいと足下から熱が逃げていくため、冬の間は寒さをしのぐことができる防寒スリッパやルームシューズを使用することで防寒対策できます。
一般財団法人 省エネルギーセンターによるとスリッパ又はルームシューズを履くことで体感温度が0.6℃上がると言います。
ウール素材など足下を暖めることができる素材を使用したスリッパを履いてフローリングの冷たさをしのいでいきましょう。
また近年は一般的な形状のスリッパの他にも足首まですっぽりと収まるブーツ型のルームシューズも人気です。
まとめ
お金をかけずに防寒対策をする方法、いかがでしたでしょうか?
寒いからといって暖房温度を上げる前に、
簡単にできることはこんなにあります。
冬の防寒対策を行う上で、特に重要視したいのが窓です。
寒さの原因の半分は窓にあるため、まずは窓のセルフ防寒対策を実施してみましょう。
しかも、この対策をとることで
今までお支払いされていた電気代を抑えることができるのです。
ただし、実際にこれらの方法で防寒対策を行っていただく際、
対策をやり過ぎないことをオススメします。
ひとくちに「暖かい」といっても、
人によって快適な暖かさを感じる温度は異なるからです。
ですので、1つずつ対策していただくことをオススメします。
寒さが厳しい冬を、お手軽な方法で経済的にも快適に過ごしていきましょう!