脳の働きが低下したとき、
コーヒーやエナジードリンクに手が伸びる人は多いかもしれません。
しかし、脳の活性化をカフェインに依存していると、
健康に深刻な悪影響をもたらします。
しかも、その影響は短期的なものではなく深刻になることがあります。
ほんの出来心でも、
長い目で見ると大きな代償を払うことになりかねませんよ。
そこで、コーヒーなどのカフェインを含む飲料に頼らずに眠気を覚まし、
集中力を高める方法をご紹介します。
コーヒーに頼らずに眠気を覚まし集中力を高める方法
1. 立ち上がり、体を動かす
これは特におすすめしたい方法です。
何故なら、簡単で手っ取り早く、すぐに効果が出るからです。
かんたんな散歩や5分間のストレッチで、
精神的なエネルギーと鋭敏さが驚くほど高まりますよ。
ほんの数秒立ち上がるだけで全身の血流が(つまり脳への血流も)
増えることが研究の成果で示されているようです。
自発的な運動は遺伝子発現にも影響し、学習と記憶を改善します。
こんなにすばらしいことはないでしょう。
外に出て15~20分歩くのがベストですが、
いつでもそうできるわけではありませんよね。
オフィス内を歩いてみたり、階段を何段か登ったりして、
血液と心を再び動かしましょう。
長時間同じ姿勢で座っているのは、健康によくありません。
少しでも良いので動く時間を作ることで、脳の活性化を図りましょう。
ちょっとした散歩を侮るなかれ!
2. パズルを解く
長い時間同じ作業をしていると、だんだん脳が働かなくなってきます。
そんなときには、謎解きやパズルも効果があります。
ゲームほど長い時間をかけずに気分転換になり、
脳を再び活性化へと導いてくれます。
他のパズルに比べるとシンプルに思えるジグソーパズルでも、
脳の全部位が活性化することがわかっています。
ジグソーパズルが好きなら、JigZone.comで小さなパズルができますよ。ちょっとした休憩にいかがでしょう。
パズルがあまり好きでない人には、
RPGとパズルの中間のようなアプリや、クロスワードアプリがお薦めです。
たとえば、Trazel’s Cryptic Crosswordアプリはいかがでしょう。
クロスワードだけでなく言葉を使ったパズルがたくさんあります。
3. 姿勢をよくする
姿勢を正すことは健康にいいだけでなく、
覚醒と集中力アップにも役立ちます。
また、気分にも影響するので、
ハッピーになりたい人(なりたくない人いませんよね)や
ストレス解消にも最適です。
正しく座るだけで、毎日に大きな違いが生まれるのです。
ほんの数分間姿勢を正すだけでも目を覚ますことができるんですよ。
血流がよくなっているのでしょう、すぐに効果が出てきます。
気分がぼんやりするときは、足の裏をしっかり床につけ、
何分かまっすぐに立つ練習をしましょう。試すと効果が体験できますよ。
4. おもしろい記事を読む
これがきくかどうかは、あなたが何に感動するかによって変わります。
おもしろい記事を読むだけで脳が活性化する人もいるでしょう。
脳に刺激を与えて活性化することが人が目的なので、
感動するものや何か興味のある分野の記事を読むことで眠気を
覚ますことができます。
ただ、ハマりすぎて仕事に戻れなくなることがないようにしましょう。
タイマーをセットするなど、何らかの方法で、
脳が働き始めたら読むのをやめられるようにしておきましょう。
5. 目が冴える音楽を聴く
やる気がでないときは、音楽を聞くこともお薦めです。
生産性アップに最適な音楽を知っているなら、本当に必要なときのために取っておきましょう。
実はクリエイティブな作業には、クラシックなどの静かな音楽が向いているという研究結果があります。神経伝達物質の分泌も促されるとのこと。
当然ながら、音楽でモチベーションが上がらない人もいるでしょう。そんなあなたは、iphoneユーザーならポッドキャストはいかがでしょう。
何がいいかわからなければ、Player.fmで探してみましょう。
膨大なコレクションから、好きなものが見つかるはずです。
コーヒー断ちをするためのコツ
カフェインは、他の依存状態と同じくやめるのは困難です。
何の準備もなく突然やめると、
どうしても何らかの生理的影響を受けてしまいます。
これは倦怠感から、あまりにもひどい頭痛までさまざまです。
これらの症状のほとんどは、自分ではどうにもなりません。
しかし、対処方法はいくつかあります。
コーヒーの代わりに、健康的で価格も安い水を飲む方法があります。
これが、カフェイン断ちのつらい部分を緩和してくれるでしょう。
定期的に飲むために、ポモドーロ・メソッドがあります。
ポモドーロ・メソッドとは、
時間を分割し集中力を高めるスケジュール管理方法です。
たとえば、タイマーを用いてタスクを25分ごとに区切り、
合間に5分間の休憩をとります。
この5分の間に1/2パイント(約250ml)の水を飲みました。
そうすることで、コーヒーから離れても集中でき、
コンスタントな水分補給もできます。
もしこれがうまくいかなかったら、
コーヒー断ちをゲーム感覚でやってみましょう。
たとえば、コーヒー断ちをRPGにして、
その日1日コーヒーを飲まなければ1ポイントもらえることにするのです。
週の終わりに7ポイントゲットしたら、「レベルアップ」です。
このようなやり方を簡単にするためのすばらしいツールはたくさんありますが、『HabitRPG』が有名です。
急なコーヒー断ちに気が進まないのなら、
徐々にコーヒーの量を減らしていきましょう。
もっともコーヒーが効く時間帯に量を制限するのが良いでしょう。
別の方法としては、摂取したカフェインについて、
意識的に記録するというやり方があります。
メモを取る方法はいろいろありますが、エクセルなどを使用しても良いでしょう。
無理なくコーヒーなしで集中力を高められると良いですね。