朝起きるのがつらかったり、
仕事中に頻繁に眠くなったりすることは、
ないですか?
春眠暁を覚えずと言い、
春は眠気を強く感じることが多いとも言われていますが、
もしかしたら、睡眠不足が原因かもしれません。
本記事では、睡眠時間はどのくらいが良いのか、
また、良い睡眠を取るためのコツをご紹介します。
睡眠時間はどのくらいが適切なの?
寝ても寝ても寝たりない、
朝の目覚めがつらいということはないでしょうか。
日本人は、睡眠不足の人が多いと言われています。
2019年に行われた、
『日本人の睡眠に関する意識・満足度調査』では、
総睡眠時間が自分の理想に比べて、
足りているかという質問に、
十分と答えたのは33.4%という結果があります。
適切な睡眠時間は、
大人の場合は、6~8時間ぐらいと言われています。
年齢を重ねると短めになったり、
個人差はあります。
しかし、昼間に強い眠気を感じたり、
あくびが頻繁に出るようなら、
睡眠時間が十分ではない可能性が考えられます。
近年は、『睡眠負債』が、
健康や仕事のパフォーマンスに影響を与えると、
注目されています。
睡眠負債とは元々はアメリカで考えられたもので、
毎日の生活のなかで徐々に溜まっていく睡眠不足を、
マイナス=負債ととらえる考え方です。
睡眠負債は、“眠る”ことでしか、
返済できないとされています
確かに、慢性的な睡眠不足を自覚している人も多く、
休日はその反動で丸一日眠りたくなります。
ある調査で睡眠時間の割合は、
平日は7時間台の人が最も多く、
次いで、6時間台となっています。
休日は7時間台の人が最も多く、
次いで8時間の割合が増えています。
平日の睡眠不足を補うために、
休日に長めに寝ていることが考えられます。
しかし、睡眠時間は長ければよい、
というものでもありません。
長時間寝すぎると、
体内時計のリズムを乱す原因となったり、
かえって疲れが残ったり、
体のダルさや頭痛など不調を訴える人もいます。
では、どのくらい眠ればよいのでしょうか。
休日に眠るのは、『平日の睡眠時間+2時間まで』
を目安とするのが良いと言われています。
睡眠負債を溜めないためには、
休日に寝溜めするのではなく、
平日の睡眠時間を確保したり、
昼休みなどに15〜20分程度の昼寝で補うことも有効です。
横にならなくても座ったままの状態で、
12時~15時の間に15分程度の昼寝をすることが、
おすすめです。
深い眠りに入ってしまったり、
長く寝すぎてしまったりすると、
夜の睡眠に影響を及ぼす可能性があります。
より良い眠りを得るためには、
日中に適度な運動をしたり、
趣味の時間をつくったりしてストレスを溜めない、
ことも大切です。
寝る直前の食事は避け、スマホやゲーム、
TV視聴を控えることで睡眠環境を整えて、
スムーズな入眠を心がけましょう
心地よい1日を楽しむためにも、
夜はしっかり眠りたいものですね。