危機管理能力、持っていますか?
仕事などでは、危機管理能力が求められる場面が、
多々あると思います。
本記事では危機管理能力を高める方法を紹介致します。
もし、自分に危機管理能力が不足していると、
感じているなら是非参考にされてみてくださいね。
「危機管理能力」って何?
危機管理能力とは「損害をなくす人」と言えます。
どういうことかというと、例えば、
・50万円の売上を作れる人
・事前にミスに気が付き50万円の損失を防げる人
は、同じ価値を会社にもたらしています。
ですので、会社には売上を増やす人と、
損害を減らす人の両方が必要と言えますよね。
理想的には損害を減らしつつ売上を作れる人が望まれるでしょう。
危機管理能力が低い人の特徴
危機管理能力が低い人は、
どういった行動をとってしまうのでしょうか。
◇危機管理能力が低い人は、考える前に動く
長所でもあるのですが、
危機管理能力が低い人は考える前に動きます。
動いてからトラブルに直面し、
解決すればいいやと考えるのです。
当然ながらトラブルは多発しますし、
致命的なトラブルで積み上げたものが、
無に帰すことも少なくありません。
◇危機管理能力が低い人は火事場の馬鹿力を信じすぎる
危機管理能力が低い人ほど、
「最終日になんとかなった」という経験を積んでいます。
そして、次回以降も「最終日になんとかすればいいや」と
後回しにする負のサイクルを繰り返すのです。
しかし、火事場の馬鹿力というのは、
体力に依存しているため年齢と共に衰えますし、
体調が優れないときなど、
ちょっとしたアクシデントですぐダメになる技です。
そのため、最終的に大きなトラブルを引き起こし易いのです。
危機管理能力を高める方法
◇危機管理能力が高い人は確認できるまで動かない
危機管理能力が高い人は、
仕事を引き受けるときに、
「待ってください。確認させていただきたいことが……」と
不明点が解消されるまで、
いつまでも食い下がります。
これをうざったいと思う同僚もいるかと思いますが、
その代わりに提出物は完璧にしようとするのです。
◇危機管理能力が高い人は全体像を理解するまで動かない
課題を与えられたとき、
危機管理能力が高い人はまず全体の工程を描きます。
そして全体図が見えるまでは、
ひとつめの仕事に着手しません。
ゴールまでの道筋が見えないのに動き出すのは、
危機管理能力の低い人の特徴です。
周りが走り出したときにじっと考えているタイプこそ、
危機管理能力が高い方です。
◇危機管理能力が高い人は失敗を前提に行動する
危機管理能力が高い人は、
自分も他人も信じていません。
「全員がインフルエンザで倒れたら、
このプロジェクトは終わるぞ」なんて、
最悪の想定をいつも考えています。
だからこそ、
いざ悪夢が現実のものとなっても動じないのです。
◇危機管理能力が高い人は失敗の原因をプロセスに求める
最後に、危機管理能力が高い人は、
仕事で失敗しても「自分のせい」「誰かのせい」と
属人的な結果を求めません。
その代わりに、
「どのプロセスを直せば今度はうまく回るだろう?」と
仕組みに原因を求めます。
例えば、大事な電話を取り損ねてしまったとしても、
「わたしがぼんやりしてたから……」とは思わず、
次から「ワンコール鳴ったら必ず手を受話器に置けばいい。
受話器を取るべき電話かどうかは、
それから目線を内線一覧にやればいい」と、
やり方を変えるのです。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
危機管理能力を高めるためには、
考えてゴールまでの道筋が見えてから行動する
というのが大事なのです。
しかし、決して危機管理能力が高くないと、
だめということではないです。
危機管理能力が低い人は行動力がある方が多いので、
これはこれで強みな部分でもあるわけです。
危機管理能力を高めようと思ったら、まずは、
行動パターンを変えるだけで十分です。
もし、今の部署で危機管理能力が必要とされており、
かつ自分にそのスキルが不足しているなら……
ぜひ試してみてくださいね。