「五月病」という言葉を聞いたことがあるかと思います。
「身体がだるい」
「気分が落ち込む」
などで
「やる気」が出ない状態のことです。
特に新入生や4月から新しいことを始めた人に多いようです。
本記事では、5月病の原因と予防方法についてご紹介します。
特にIT業界では、上司や顧客とのコミュニケーションなどから、
自覚している以上のストレスを抱えることが多いです。
最初は期待感や緊張感からやる気があるものの、
環境が変わり1カ月ほど経過したときに、
今までの緊張感やこのままでついていけるだろうかといった不安が生じ、
無気力感や不安感、焦りなどが出てくる症状として知られています。
そして、
やる気が出ない状態になってしまう人が5月頃に多く見られます。
そのため『五月病』と呼ばれているのですが、
正式な病気と言うわけではありません。
原因の多くは、「溜まった疲れやストレス」です。
特に4月から新しい活動を始めた人は、疲れストレスを溜めやすいのです。
新入生は、まさに新しいことの連続ですよね。
例をあげれば…
・高校では授業時間が50分ですが、専門学校では90分~100分に。
・新しいクラスメートと関係を作らなければならない。
・それぞれの授業と先生を理解しないといけない。
・新しい部署に配属された。
・今までと違う役割を与えられた。
etc
新入生に限らず在校生も、新しい授業、実習、様々な準備など、
春はとにかく忙しい時期です。
このような事柄をこなしていくには、相当な「エネルギー」を使います。
そして、疲れが溜まってきます。
それらの新しいことに少し慣れてくる5月頃は、
緊張が緩むので「溜まった疲れ」がどっと出てくるというわけです。
疲れは、身体だけではなく、「頭(脳)」にも溜まっていますので、
気分が落ち込むのです。
ゴールデンウィークの連休は、そんな疲れた状態で迎えていますので、
次のような「連休の過ごし方」が大切です。
1. 疲れを取るためによく寝て休息をとる
思った以上に疲れがありますので、とにかく眠くなったら寝て休息を取ることです。
2. 心に栄養を与える
好きな音楽、DVD、本、ゲームや友人との交流など、
心が元気になることをしてください。
例えて言うなら、
新しいことに慣れるために使っていた頭(脳)の部分とは、
違うところを刺激して、バランスをとるのです。
3. 連休の後半は生活リズムを整える
連休後半は昼夜逆転のように不規則なリズムとならずに、
午前中に起きて身体に「そろそろ学校ですよ」ということを、
思い出させてください。
4. 連休明けは、無理しない程度に学校や職場で過ごす
連休明けからの登校は、ちょっとキツイかもしれませんが、
段々調子が戻ってきます。
身体のダルさや気分の落ち込みがあったら、
「ちょっと五月病かな?」と考えて、
学校を休むのではなく無理しない程度に学校で過ごしてください。
そうしているとたいていの場合には『五月病』から抜け出せます。
ただ、いつまでも身体や気分の調子が悪いときには、
心の整理が必要だと思います。
そんな時には、カウンセリングを受けて見てくださいね。