お彼岸には、仏壇におはぎをお供えしますよね。
私も割と好きなので、毎年楽しみにしているのですが、
しかし、なぜ”おはぎ”なのでしょうか?
その理由と意味について、お彼岸とおはぎの疑問をまとめました。
何故、お彼岸におはぎをお供えするの?
お彼岸におはぎをお供えするのには、理由は諸説あって、
・昔は砂糖や米が大変高価で、その貴重な砂糖を使った
おはぎをご先祖様にお供えし、周りの人にお裾分けする、
という行為が徳を積むことにつながるから
・小豆餡ともち米という、2つの異質の素材を”合わせる”
ことから、ご先祖様と心を”合わせる”ことに通じるから
などという説があります
おはぎは最高のご馳走
おはぎは、江戸時代に庶民に定着したといわれています。
当時の庶民にとって、おはぎは最高のごちそうでした。
特に砂糖は、輸入に頼っていたので貴重品。
そんな砂糖や、もち米、小豆と、どれも贅沢なものを使って作ったのが、おはぎです。
ご先祖様をお迎えし敬うお彼岸だからこそ、最高のごちそうを用意したわけですね。
おはぎは仏壇にお供えし、ご先祖様に召し上がっていただきます。
その後、お下がりを家族でいただくことになります。どうしてお供えしたものをいただくのでしょうか?
お彼岸におはぎを食べる理由は?
お彼岸とはご先祖をお迎えし、亡くなった家族を思い偲ぶ日。
お供えしたおはぎをいただくことで、家族との縁を噛みしめ、一緒に食事をすることを喜びます。
他にも、お供えものを家族がいただくことで、彼岸という場所でご先祖が同じものを食べられるという考え方もあります。
また、一度お供えすれば仏様のものとなりますので、これをいただくということは、天からお恵みをいただくということ。
仏様とのご縁や、生かされていることへ感謝を受け止めるためという考え方もあります。
いずれにしろ、お供えしたおはぎを下げて、家族で食べることが大切になりますね。
まとめ
お彼岸におはぎをお供えするのは、小豆のもつ魔除けや健康への信仰が、先祖供養と結びついたから。
お彼岸におはぎを食べるのは、ご先祖や家族との縁を噛み締め、よろこびを分かち合うため。
しかし、このあたりのお話は諸説ありますので、これもそのうちの1説にしか過ぎません。
いずれにしろ、ご先祖への感謝がポイントかなと思います。