全国でも有数の規模の博多どんたく。
でも、「どんたく」ってなんのこと?
と思う人もいるのではないでしょうか。
本記事では、どんたくの由来と、博多どんたくの見どころをご紹介します。
博多どんたくのどんたくの意味
博多どんたくのどんたくの語源は、オランダ語の「ゾンターク」で日曜日や休日という意味です。
明治のはじめ頃から用いられているようで、平成生まれの若い方はあまりご存じではないかもしれませんでしょうが、昭和の終わり頃まで、学校や役所・企業などの多くのところが現在のような週休二日制ではなく、土曜日も午前中は学校や職場に行き、午後からは休みだったため、「土曜半ドン」と言われていました。
つまり午後から半日休日と言うわけです。
全国的には、この半ドンが定着しましたが、博多ではお祭りの名前として定着し、今では「半ドン」に代わり「博多どんたく」が全国的にも有名になりました。
提供:福岡市
博多どんたくはどんなお祭りなの?
博多どんたくは、GWに開催される日本最大級のお祭りです。
博多どんたく港まつりは博多松囃子(まつばやし)を起源とした800年以上も続く伝統あるお祭。福岡県福岡市にて毎年5月3・4日に開催され、期間中は国内外から200万人以上の人が訪れます。
博多どんたくの特徴
(1)参加型のお祭りで誰でも楽しめる
日本全国には様々なお祭りがありますが、博多どんたくは誰でも参加できるお祭り。
見るだけに留まらず、参加することもできるので、五感で楽しめるお祭りなんです。
(2)博多どんたくはイベントが盛り沢山
福岡市内の各地区に約30箇所の演舞台が設置され、それぞれの場所でイベントが開催されます。
アイドルのパフォーマンスが見れたり、芸能人が来たり。
様々な選択肢の中から自分好みの場所でイベントを楽しむことができます。
(3)どんたくパレードの規模が大きい!
パレードは明治通りと博多駅前通りの2箇所で行われます。
メインパレードは明治通りで行われ、呉服町~天神間1.27kmをあらゆるジャンルのどんたく隊がパレードします。
何時間にも渡るバラエティーに富んだパレードは圧巻です。
(4)華やかな花自動車は見応え抜群!
花自動車は博多どんたくの名物のひとつ。
1200個のLEDで装飾された花自動車が福岡市内を走ります。
夜になると花自動車がライトアップされキラキラと賑やかです。
花自動車は20時頃に大濠公園で約10分間停車。
ライトアップされた花自動車を間近で見ることができます。
(5)屋台グルメが楽しめる
お祭りといえば屋台グルメも楽しみ!天神地区・中洲地区・長浜地区には合計200軒以上の屋台が並びます。
博多どんたくで出店される屋台は焼きそばなどの定番屋台の他に、博多ラーメンや天ぷら、フレンチ、バーなど多種多様。
食事だけでも楽しめます。
博多どんたくのオススメの楽しみ方と遊ぶコツは?
どんたくのパレード
どんたくパレードは明治通りの「どんたく広場」とはかた駅前通りの「どんたくストリート」で行われます。
花自動車やスペシャルゲストのパレード、精華女子高等学校吹奏楽部のパフォーマンスが特に人気があります。
提供:福岡市
明治通りのメインパレードを見るのにおすすめの場所は西大橋や博多大橋などの橋の上。見晴らしがよいので人気があります。
また、ゆっくり観覧したい人は桟敷席(有料席)がおすすめ。桟敷席はパレード中心部分の水上公園に設置されるので眺めが抜群です。
フィナーレの総踊り
総踊りは博多どんたくのフィナーレです。どんたく隊に混じって、一般客も一緒に踊ります。
最終日の夕方頃より福岡市内の各所で総踊りが始まります。
提供:福岡市
地元の人のおすすめの楽しみ方は、まずは市役所前の「お祭り本舞台」で総踊りに参加し、「新天町どんたく演舞台」へ移動します。
新天町は遅くまで総踊りが楽しめるので、お祭り本舞台での余韻が冷めやらぬまま、新天町で再び総踊りが楽しめます。
新天町では先着順でしゃもじをもらえるので、しゃもじを鳴らしながら踊ることができます。
本舞台、新天町と踊り尽くして博多どんたくを満喫しましょう。
まとめ
博多どんたくは福岡市全体で盛り上がる規模の大きなお祭りです。
見て楽しんで、参加して楽しんで、2019年に素敵な思い出を作ってくださいね。
公式サイト⇒http://www.dontaku.fukunet.or.jp/