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健康

「春だけじゃない!」秋の辛い花粉症の時期と対策とは?

投稿日:2018年10月21日 更新日:

花粉症と言えば春のスギ花粉症をイメージされる方が多いのではないでしょうか。

ところが、花粉症は秋にも発症します。

「秋の花粉症」とはどういうものなのでしょう?

今回は秋の花粉症の特徴や、春の花粉症との違いと対策などについてご説明します。

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花粉症とはどういう病気なの?

花粉症は植物の花粉が原因となりさまざまなアレルギー症状を引き起こす病気です。

私たちの身体には、侵入してくる異物を撃退しようとする「免疫」という機能が
備わっていて、病気から身体を守り健康を維持してくれています。

アレルギー反応はこの免疫反応を過剰に作用させてしまうことを言います。

そして、アレルギー反応を起こさせる物質を「アレルゲン」といいます。

花粉症の場合は、植物の花粉がアレルゲンとなり、目や鼻、のどや皮膚、
あるいは口の中といった部位にさまざまな症状を引き起こします。

秋の花粉症が発症する時期は?

春のスギやヒノキに対して、
秋の花粉症の原因になる主なアレルゲンは次のような雑草です。

・ヨモギ(8月中旬~10月中旬)

・カナムグラ(8月中旬~10月中旬)

・イラクサ(9月上旬~下旬)

・ブタクサ(9月中旬~10月中旬)

秋の花粉症は鼻水、くしゃみ、鼻づまり、目のかゆみなどの症状が特徴です。

飛散する花粉の数は年ごとに異なるので症状の程度に違いはあるものの、
毎年の恒例行事のようになっています。

春はスギとヒノキが代表ですが、秋はキク、ヨモギが主な花粉症の原因となっています。

「キク?」といえば花壇のきれいな花をイメージしますが、
「大荒地野菊(おおあれちのぎく)」といって、
名前のごとく荒れ地や道端に生えています。

大正時代に日本に帰化した外来種の二年草で1m程度の高さになります。
ヨモギはキク科の植物で、夏から秋にかけて花粉を飛散させます。

キクとヨモギ以外にも10月末頃から11月末にかけてはスギの花粉が飛散します。

「秋にスギ花粉?」と思われるでしょうが、
スギは7月頃から11月頃にかけて花粉を作ります。

作られる花粉の量は特に7月中の天候に最も関係していて、
晴れた天気が続いて気温が高いと多く作られるのです。

その出来立ての花粉の一部が11月頃に少し漏れて飛ぶのです。

スギ花粉に敏感な方はこれでも軽い症状がでることがあります。

スギは12月頃になると寒さのため一旦花粉を飛ばすことをやめて冬ごもりをしますが、
2月になると目覚めて花粉を本格的に飛ばすようになります。

秋になって風邪でもないのにくしゃみや鼻水がつづくようになったら
秋の花粉症かもしれないですね。

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秋の花粉症への予防法

秋の花粉症の対策も、春と同じように、マスクやメガネなどを使用する、
花粉を身体につけない、帰宅時に花粉を落としてから家に入るなど、
アレルゲンの除去が基本です。

また、原因となる植物に近づかない、という意識も予防策のひとつです。

幸いなのは、秋の花粉症の原因植物は高さが高くても2メートルほどと低いことです。
上空の強い風に運ばれて数キロ先まで飛散する春のスギとは違い、
数十~数百メートルしか飛散しません。

原因となる雑草に近寄らないだけでも十分予防になり得ます。
主な予防方法には以下のようなことが挙げられます。

①原因植物に近づかない
 草原や川辺、土手など植物(特に雑草)が多く繁殖している場所を
 避けるようにしましょう 

②帰宅したら衣服の花粉をはらい落とす
 家の中に花粉を持ち込まないように、髪の毛や衣服をはたいてから
 家に入りましょう。

③部屋の掃除
 こまめにカーペットについたダニ・ハウスダストの掃除をしたり、
 寝具の洗濯をしましょう。掃除の期間が空いてしまうと鼻炎がひどくなって
 しまうこともあります。
 天日に干すのもよいでしょう。
 掃除とともに除湿器を用いて室内の湿度を上げないことも、
 ダニの減量に効果的です。

④マスクや眼鏡を着用する
 花粉をなるべく体につけないことが大切です。

花粉症かな?と思った時のチェックポイント

・透明でさらっとした鼻水が出る
・1週間以上くしゃみや鼻水が続いている
・目のかゆみがある
・くしゃみが止まらないことがある
・熱があっても微熱程度で高熱ではない
・晴れた日に、より強く症状が出る

 ※三つ以上当てはまる場合は花粉症の可能性もあるとのことです。

日本で見落とされがちな秋の花粉症、心当たりのある方は、
原因を明らかにするためにまずは医療機関の受診をおすすめします。

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