自信はないよりはあったほうがいいものですが、
自信過剰だとイタイ人になってしまうので注意が必要ですよね。
自信があるのとないのとでは、周囲に与える印象も異なります。
では、「自信がある人」と「自信過剰な人」の違いはどこにあるのでしょうか?
今回は自信過剰の人の特徴とそうならないためのポイントをご紹介します。
自信がある人と自信過剰な人の違いは?
人に何かを頼んだときに「任せといて」と言われて、
頼もしく感じられる人と、不安に感じられる人がいませんか?
前者は「この人なら大丈夫」と信頼ができるからであり、
後者は「本当に大丈夫?」と若干疑問視してしまうからです。
この違いはどこにあるのでしょうか?
それはずばり、「自信」と「過信」の違いです。
自信というのは、その人の経験に基づいて生まれるもの。
自分に自信がある人は、自分のレベルや限界を知っています。
必ずできることに対しては自信を持って「任せて!」
と言うことができますが、
できないもの・できるかどうかわからないものに関しては、
決して自信満々に対応はしないものです。
一方の過信は、経験に基づかないものを言います。
自分の能力を過大評価しているんですね。
自分を過信している人は、
やったことがないものに関しても「自分の能力ならできるはず」
という根拠のない自信から思い込みで動きます。
失敗すると「自分が悪いのではなく、周りに原因がある」
と責任転嫁する傾向があるのも特徴です。
だからこそ、周りの人も「この人に頼んで大丈夫?」
と不安に感じてしまうんですね。
一方で、「やったことはないけど、まあ、なんとかなる」
という楽観的な考え方の人も少なからず存在します。
悲観的だったり現実主義すぎて柔軟性がなかったりするのも、
困りものですよね。
楽観的に構えていたとしても、リスクを調べたり、
いろいろなパターンを想定して準備をしておく、
といったしたたかさを持ちあわせていれば、
周りからイタイ人扱いされることはないでしょう。
自信過剰な人の3つの特徴
自信過剰な人に見られてしまう主な特徴をご紹介しましょう。
・人を見下す
・失敗を認めない
・プライドが高い
自信過剰な人は、
相手の実力・能力よりも地位や権威・実績を重視して、
自分よりも劣っていると思ったら格下認定する傾向があります。
さらに「自分はできる人間」「特別」と思っているために、
プライドが高くなりがちです。
転職に失敗する人の特徴として以下のデータがあります。
「他責傾向がある(74%)」
「謙虚さに欠ける(70%)」
「考え方に柔軟性がない(38%)」
といった特徴が示されています。
まさに「自信過剰な人物」の特徴に当てはまりますよね。
その一方で 、
「コミュニケーションスキルが高くない(13%)」
「自信のなさ(11%)」
などは、自信過剰な人に比べると、
それほど問題ではないようです。
つまり、自信も過ぎると周囲から、
「イタイ人」と思われるのは必然ということが言えます。
しかし、自信を持つことを否定するものではありません。
自信は大切なことでもあります。
では自信過剰にならないためには、
どんな点に注意するべきなのでしょうか?
自信過剰にならないためにはどうすれば?
自信過剰にならないための心がけを具体的に挙げてみます。
・自分の実力、強み・弱みを知る 第三者の意見を聞く
・自分の実力が及ぶ範囲を知り、背伸び・高望みをしないこと。
・間違えたり失敗したりしたときに誰かのせいにしないこと。
・自分への批判やアドバイスには耳を傾けること。
など「謙虚さ」を失わないことがポイントです。
また、自分の実力は知っていても、
キャリアアップしたいなら挑戦しなければならないこともあります。
そんなときは「できないかもしれない」という感覚を大切にし、
やり方を変える・周りに助けを求めるなどの対策を立てるようにします。
少なくともそうすることで、
失敗したら何も残らない、という状況の回避ができます。
さらに、誰かを批判する場合は、
必ず良い点も挙げ相手を褒めましょう。
一方的に批判だけしてしまうと、
上から目線に見えてしまい、
相手には嫌な気持ちしか残りません。
まさに「自信過剰で横柄な人」に見えてしまうのです。
またばかりだと、
「じゃあ、あなたはどうなの?完璧にできるの?」
と切り返されてしまいます。
謙虚さは相手を認めることでもあります。
意見や要望を伝える場合は、
まずは相手を認め、褒めることも忘れずに注意しましょう。