仕事で、初めて大切なお客様を接待する立場になると、
どのようなおもてなしや、気遣いをすれば、
良いのかわからない方も多いのではないでしょうか。
接待の成功は、
事前準備にあるといっても過言ではありません。
では、どのような準備が必要なのでしょうか。
本記事では、
お客様を心から感動させる接待のコツをご紹介します。
接待の成功はお相手の方の情報の事前収集にあり
接待が決まったら、
まずは先方の好みをできるだけ調べましょう。
食べ物の好みやアレルギー、
食へのこだわりなども知っておくとよいです。
お相手の方が、
ざっくばらんな雰囲気が好きなのか、
比較的格式のあるお店が好みかもわかっていると、
お店選びに役立ちます
喫煙不可の店も多いので、
お相手が喫煙者かどうかも確認したいところです。
逆に接待を受ける場合は、
苦手な食材などを事前にはっきりと、
伝えて良いでしょう。
当日の話題づくりのために、
相手の企業や関連するビジネス情報はもちろん、
できる範囲で趣味などの情報も集めておくようにすると、
とても印象に残る会になりますよ。
・食べ物の好み、苦手なもの(アレルギーなども含む)
・お酒を飲む又は飲まない。好きなお酒の種類
・お相手の方の趣味
・お相手の会社や業界の最新情報
相手の好みや条件に合う店で、心づくしの接待を
相手の立場や嗜好、
会社の社風を最大限考慮して、
それにふさわしい店を選びます。
海外のゲストには、
宗教上やグルテンフリーなどの制約を
お持ちの方もいるので、
そういう条件にもしっかり対応してくれる店を
選ぶようにすると良いでしょう。
一流ホテルのレストランや老舗の超有名店は、
接客レベルが高く、
基本的に安心して使えるのが特徴です。
シェフや女将、ソムリエなどが、
お店のことや地産食材などを説明してくれたり、
会話が途切れたときに適度に話題を提供してくれると、
おもてなしのレベルが上がります。
接待慣れしたゲストには、
話題性のある店での接待も喜ばれるます。
信頼できる食通の方のSNSを
フォローするのもおすすめです。
接待に使えるお店の最新情報がキャッチできますよ。
相手にとって“有益な話題”や、興味が持てる話を持ち出す
接待の目的はおもてなしなので、
先方が楽しく会話に参加できる話題を
提供するのが鉄則です。
ビジネスの話題よりも、
お互いの距離感を縮められるような一般的な話題、
興味を持ってもらえる会話を心がけましょう。
ただ、
中には一般的な話題よりもビジネスの話題のほうが、
好まれるお相手もいるので注意が必要です。
しかし、相手の方にもよりますが、
一般的には大企業の方になるほど、
接待の席で仕事の話は避ける傾向があります。
親密な雰囲気で具体的な仕事の話を
したいという場合もあるので、
相手や状況に合わせて、
ケースバイケースで対応をしましょう。
会話の糸口で無難なのは天気や時候の話題です。
家族などプライベートな話は先方に聞くのではなく、
自分のことを話して相手の反応を見るのが良いです。
業務でも個人的な話でも、
相手にとってよい話やおめでたい話は
話題にすると良いでしょう。
他には、目の前の料理やお酒も、
会話の糸口になります。
料理やお酒に詳しくない場合は、
料理長や女将が挨拶に来たり、
店のスタッフが説明をしてくれると、
話も広がりやすいです。
可能であれば、
タイミングも含めて、
事前に店と打ち合わせておく方法もあります。
また、接待する側で、
この話題にはこの人など、
役割分担しておくのもおすすめです。
NGワードは事前に必ず確認しておく
ほかにも、
出身地や出身校の話はとても盛り上がるので、
差しつかえのない程度に事前に
調べておくようにしています。
トラブル対応で開く接待もありますが、
正式なお詫びはすませているはずなので、
接待ではその話を蒸し返さないほうがいいでしょう。
前向きな明るい話題で、
関係を仕切り直す場にしましょう。