インフルエンザウイルスは、3種類に分けられます。
A型インフルエンザとB型、
C型インフルエンザ。
それぞれの症状の重さや特徴を
分かりやすく解説します。
インフルエンザの種類と特徴は?
一言でインフルエンザウイルスと言っても、
大きくA型・B型・C型の3つに分けられます。
ウイルスが突然変異しやすいものは、
ワクチンでの対策が難しくなりますので、
その分危険と言えます。
■A型インフルエンザの特徴
とても危険性が高い
ウイルスが変化しやすく、
世界的に流行することがあるので注意が必要
■B型インフルエンザの特徴
危険性は高い
症状が重くワクチンに含まれているが、
一度罹ると二度目の感染の確率は低い
■C型インフルエンザの特徴
危険性は低い
症状が軽く多くの人が免疫を持っているので、
ワクチンの対象になっていない
新型インフルエンザとは?
いわゆる「新型インフルエンザ」は、
ほとんどの人が免疫を持っていない、
新しいA型インフルエンザのことです。
以前、H5N1の鳥インフルエンザから突然変異が起こり、
新型インフルエンザに相当するウイルスが、
出現するのではと心配されたことがありましたが、
今後もどのような性質のものが出現するかは予想できません。
鳥インフルエンザは肺炎を引き起こすので、
死亡率が高いのは確かです。
一方で、鼻腔や喉などの上気道には感染しないため、
咳やくしゃみで広がりにくく、
伝染力は強くありません。
また、現時点では、呼吸器だけではなく鳥のように、
消化器から感染するウイルスが出現するという
最悪の可能性は低いとされています。
免疫を持っていないという点からは、
「再興インフルエンザウイルス」にも注意が必要です。
1950年代に流行したアジア風邪と呼ばれた型の
A型ウイルスはその後流行していません。
50代以下の人は、
免疫を持っていないウイルスということになります。ヒトに感染する型なので注意は必要です。
A型については、どの型が流行するかの予測はできません。
インフルエンザが猛威を振るっている時期は、
ワクチンで予防するなどの対策はもちろん、
不用な外出をなるべく避けるなどの予防が大切と言えるでしょう。