2月も中頃になり”ひな祭り”も近づいてくると、お子さまやお孫さんのためにお雛様を出されている方も多い事と思います。
ところで、ひな祭りにはなぜ桃を飾るかご存知ですか?
今回は、ひな祭りに桃の花を飾る意味についてお子さんでもわかるようにご紹介します。
ひな祭りに桃の花を飾る理由
桃は2500年ほど前に中国で栽培されました。
中国でも日本でも、古来よりさまざまな書物に桃の記録が見られ、日本には弥生時代以前に伝わったことがわかっています。
桃の花は美しいだけではなく、厄払いや魔除け、長寿をもたらす力も持っているといわれています。
桃が持つ不思議な力によって人々が救われたという数多くの伝説からも、そのパワーの強さがわかります。
このような理由から、生命力の象徴ともいえる桃をひな祭りに飾る習慣が続いているのです。
桃に込められている意味とは?
魔除けの力
未来を予知
生命力と多産の象徴
桃太郎はリンゴやミカンから生まれていたら、鬼は退治できなかった。
あと、日本昔話には桃から生まれた桃太郎が鬼を退治するお話があります。
これも桃から生まれたという事に大きな意味があるのです。
リンゴ太郎やミカン太郎ではダメなんです。
何故なら魔除けとして考えられている桃から生まれた桃太郎は、言うなれば桃の化身=魔除けの具現化した存在と言う事が出来ますよね。
なので、桃太郎は鬼が島に行って鬼を退治する事が出来るのです。
子供への伝え方
だから悪いことが起こりませんように、
と桃の花を飾っておまじないしているんだよ。」
小さい子供には願掛けや厄払いのことを説明するのは難しいものです簡単な言葉で良いのでひな祭りの意味を伝えてあげましょう。
五節句とは?
五節句についてまとめました。
節句とは、季節の節目に邪気をはらうための行事で、神様にお供えものをして、無病息災、子孫繁栄、豊作などを願います。
昔は多くの節句がありましたが、現在では下記の5つの節句が年中行事として祝われています。
・3月3日(上巳/じょうし):ひな祭りのお祝いをする「桃の節句」
・5月5日(端午/たんご):子供の日のお祝いをする「端午の節句」
・7月7日(七夕/しちせき):星祭の日「笹の節句」
・9月9日(重陽/ちょうよう):「菊の節句」
日本の伝統行事である五節句の日には、季節を感じながらお祝いできるといいですね。
まとめ
ひな祭りには、女の子の健やかな成長を祈るだけでなく、厄よけの意味もあります。
幼い頃から触れる行事だからこそ、その由来をきちんと知って、子供たちへ語り継いであげたいですよね。
五節句のひとつであるひな祭りは、春の訪れを教えてくれる行事です。
桃の花をはじめ、季節を感じるアイテムを取り入れながら、家族で楽しくひな祭りのお祝いができるといいですね。