卒業式では校長先生が祝辞を贈るほか、在校生、卒業生によりさまざまな挨拶がなされます。
型にはまったスピーチよりも出来るだけ自分自身の体験やエピソードを盛り込むと生き生きとした内容になり、印象に残る挨拶にすることができます。
ここでは、PTA会長や来賓の祝辞、卒業生答辞・在校生送辞、保護者代表謝辞など、卒業式で行われる代表的な挨拶のフレーズを紹介しています。
卒業式の挨拶や祝辞で使える文例10
①お祝いの気持ちを伝える挨拶
ご卒業おめでとうございます。
◯◯◯名の卒業生の皆さん、今日はご卒業おめでとうございます。
◯◯小学校を卒業される皆さん、心よりお祝い申し上げます。
②贈る言葉やエピソードにつなげるフレーズ
これから新しい環境へと旅立っていく卒業生の皆さんに、私から大切な3つのキーワードを贈らせて頂きたいと思います。
今日は、柳(やなぎ)をひと枝持ってきました。
この柳の枝の意味について知って頂きたいと思います。
昔の中国では、旅立つ人に柳の枝を折って輪に結んで贈り、道中の無事を祈る風習があったそうです。
③保護者やご家族へのフレーズ
保護者の皆様にも、お子様のご卒業を心よりお祝い申し上げます。
ご家庭の皆様のお喜びもひとしおのことと存じます。
誠におめでとうございます。
④先生や関係者へ感謝の気持ちを伝える挨拶
これまで、子供たちを温かく見守って頂き、時には厳しく指導してくださった先生方に、心よりお礼申し上げます。
このような立派な卒業式を執り行って頂き、感激で胸がいっぱいです。誠にありがとうございます。
子供たちが今日の晴れの日を迎えられたのも、ひとえに校長先生をはじめ、諸先生方、関係者の皆様のご指導、ご尽力のおかげと心より感謝いたしております。
⑤在校生から先輩へ感謝の気持ちを伝える挨拶
先輩たちには、とてもたくさんのことを教えて頂きました。
今は感謝の気持ちでいっぱいです。
先輩が優しく声を掛けてきてくれた時の嬉しさは忘れられません。
ありがとうございました。
⑥思い出を振り返るときの挨拶
今日まで多くのことを学び、体験してきたことでしょう。
皆さんが一番思い出に残っているのは何だったでしょうか?
短かった6年間ですが、充実した、密度の濃い時間を過ごされたことと思います。
運動会での団結力のすごさは、とても心に残っています。
⑦保護者やご家族へのフレーズ
入学式の時、この体育館に不安げに並んでいた我が子の姿を思い出し、成長したことを実感しています。
この6年間、本当にいろいろなことがありました。
学校生活を通じて、心も体も大きくたくましく成長しました。
⑧活躍を願うフレーズ
小学校で教わった3つの約束を忘れないで、元気いっぱいの中学生になって下さい。
中学では、勉強やクラブ活動など、チャレンジ精神を持って取り組んで下さい。
君たちなら大丈夫。
きっとしっかりした中学生になれます。
これから進む道は人それぞれですが、健康で充実したものであることを祈っています。
これまでの小学校生活で基礎をしっかりと身に付けた皆さんが、自分の力を思う存分発揮し、前進し続けるよう期待しています。
これからのさらなる飛躍をお祈りし、お祝いの言葉にかえさせて頂きます。
皆さん、これからもがんばってください。
そして、たまには元気に成長した姿を見せに来てください。
⑨学校への感謝の気持ちを伝えるフレーズ
最後になりましたが、◯◯小学校のますますのご発展をお祈りし、ごあいさつにかえさせて頂きます。
これまでお世話になりました。
校長先生はじめ諸先生方の、ご健康とご多幸をお祈りし、お礼の言葉といたします。
⑩卒業生へのお祝いと思い出を伝えるフレーズ
6年生の皆さん、卒業おめでとうございます。
皆さんが、今日この◯◯小学校を立派に卒業するのを、心から嬉しく思います。
思い出されるのは、運動会での皆さんのすばらしい組み体操です。
音楽とかけ声に合わせ、一糸乱れない、張り詰めた演技を見ていて圧倒されました。
応援席では感激して涙ぐんでいるご家族の方がたくさんいらっしゃいました。
指導なさった先生方も、演技のできばえにほっとし、そして感動していらっしゃいました。
まとめ
定番の挨拶例文を参考に、自分の言葉を付け加えたり、アレンジするとより一層、卒業式の場に相応しい感動的な挨拶になるはずです。
小学校だけでなく、卒園や中学・高校・大学・PTAなどの挨拶も同じだと思いますので参考にして頂ければ嬉しい限りです。