ハムスターにごぼうをあげた事はありますか?
ハムスターは雑食性なので、
与えるものはほとんど何でも食べてしまいます。
ハムスターが食べるからといって、どんどん与えてしまうと
大変なことになることがあります。
ハムスターにごぼうを食べさせても良いのか?
また、食べさせるときには、どんなところに注意が必要なのかご紹介します。
ハムスターにごぼうを食べさせてもいいの?
ハムスターにごぼうは、与えてはいけない食べ物です。
与えたからといって、即座に病院!死んじゃう!!
などと緊急性の高いものではありませんが、
ハムスターにとっては「毒」となる野菜なので与えることは避けましょう。
食物繊維が豊富で便秘の方に重宝されるゴボウ。
アクの強い野菜ですが、このアクがハムスターには命とりになります。
アクの正体はタンニンです。
タンニンはお茶やワイン、どんぐりや柿やレンコンにも多く含まれる成分です。
タンニンは植物が動物からむやみやたらと食べられないように持つ防御的な成分で
強い殺菌力と消炎作用を持つ反面、そのまま体内に取り込むと消化器官を傷つけたり体内のたんぱく質をどんどん体外に排出してしまうそうです。
人間や野生動物がタンニンを含むものを口にしても大丈夫なのはPRPと呼ばれるたんぱく質が唾液中に分泌され、タンニンと結合して無害化できるからです。
タンニンを無害化するPRPをハムスターは持ち合わせておりません。
ですので食べ続けると消化器官や腎臓、肝臓に負担をかけ、命にかかわってきます。
ハムスターは基本的に食べ物の与えすぎはNGです
ハムスターが食べてもよい食べ物であっても、与えすぎは避けましょう。
水分の多い食べ物などは、下痢を起こしてしまうことがあります。
また、果物も糖分が多いので与えすぎると肥満の原因になります。
基本的には、ハムスター用のペレットを主食にしましょう。
タンニンはハムスターにとって毒になります
タンニンはポリフェノールの一種で、渋みを感じさせる成分でありアクの正体でもあります。
もともとタンニンは植物が動物に食べ荒らされないように防衛物質として持っている成分で、
そのまま消化器官に入れると有害になります。
ただし、人をはじめ一部の動物は、
タンニンの働きを無害にできる物質を消化器内に分泌できるので、例外的に食べることが可能なのです。
ハムスターの場合はタンニンの働きを無害にする物質を分泌することができないので、
その影響を直接受けてしまうのです。
ハムスターが食べてはいけないものを食べてしまったら
ハムスターが食べてはいけないものを食べてしまったら、すぐに病院に連れて行きましょう。
そのときに、何を、どのくらい食べたのかが確実に分かるように現物(かじられた食べ物)を持っていくと良いでしょう。
残念ながら、病院に連れて行っても治療が出来ないことも多いです。
ハムスターは体が小さすぎるため、水を飲ませて吐かせるということも出来ないからです。
緊急時に備えて、ハムスターを診てくれる動物病院で、一番近い所を把握しておきましょう。
まとめ
■ごぼうはハムスターに与えても大丈夫?
ごぼうに含まれるタンニンという成分が
ハムスターには有害なので、与えてはいけない!
鉄分の吸収阻害
タンパク質の吸収阻害
消化器官を傷つける
ハムスターにごぼうを与えてもいいの?
ハムスターに枝豆を与えてもいいの?
ハムスターにオクラを与えてもいいの?
ハムスターにじゃがいもを与えてもいいの?
ハムスターに大根を与えてもいいの?
ハムスターにきゅうりを与えてもいいの?
ハムスターにぶどうを与えてもいいの?
ハムスターにバナナを与えてもいいの?
ハムスターに桃を与えてもいいの?
ハムスターにトマトを与えてもいいの?
ハムスターにりんごを与えてもいいの?
ハムスターにみかんを与えても大丈夫?
ハムスターにカボチャは与えてもいいの?