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行事

12月の行事と風物詩のまとめ

投稿日:2019年8月1日 更新日:

12月といえば、皆さんは何を連想されますか?
本記事では、「12月といえば」から連想する事柄や行事を
まとめてみました。

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12月ってどんな月?

12月の和風月名は、師走(しわす)です。

年末は、昔から新年を迎えるために皆が忙しく過ごす印象が強いですよね。
普段は、悠然とかまえていて、焦るところなんて見ることのない師匠と呼ばれる人も、年末は忙しく小走りに走っているという例えから来ています。
走り回ることを「趨走(すうそう)」と言うのですが、
師が走り回るから、「師趨(しすう)」という言葉が生まれました。
やがて「師走(しわす)」になったと言うことです。

12月の行事・風物詩

冬至
毎年12月21日ごろが冬至の日で、
その日から約2週間が冬至の期間です。
冬至の日は、1年で最も昼が短く、夜が長い日です。
夏至と昼間の時間を比べると、
東京で約5時間も差があるそうです。
洋の東西を問わず、昔の文明では太陽は信仰の対象とされてきましたので、
冬至は太陽が復活する祝祭日という地域が世界には多くあります。
また、この日には様々な習慣がありますが、
そのひとつに「かぼちゃ」を食べる習慣があります。
かぼちゃを食べるのは、「運をつけるため」なのですが、
栄養的にもメリットが豊富で、風邪をひきにくくもします。

大晦日
1年の最後の日が大晦日12月31日です。
お正月の食べ物の準備や大掃除の仕上げと、
年末はギリギリまで忙しいというご家庭が多いかもしれませんね。
大晦日から元旦までに行う行事を「年越し」と呼びます。
そして、各地のお寺で、大晦日の夜に鳴らされるのが「除夜の鐘」。
「除夜」というのは、年越しの境目、
いうなれば、古い年と新しい年の境目のことを指しています。
除夜の鐘は、年の変わる少し前から元旦の未明にかけて、
108回鳴らされます。
「108」というのは、仏教の「百八煩悩(ひゃくはちぼんのう)」を意味しています。
「煩悩」とは、欲望や執着、怒りなど人の心を苦しませたり、惑わすものです。
除夜の鐘によって煩悩を取り除き、清らかな心で新年を迎えよう、という意味を持っているのです。
なんとなく聞き流していた鐘の音には、こんな有り難い意味がありました。

除夜の鐘豆知識
NHKで紅白歌合戦のあとに毎年放送される「ゆく年くる年」の前身は、
「除夜の鐘」というラジオ番組でした。
その後、昭和28年に「除夜の鐘」としてテレビ放送が放送されることになります。

12月の祝日(天皇誕生日)
12月の祝日といえば、1日だけある12月23日が天皇誕生日です
・12月23日 天皇誕生日

天皇の誕生日を祝う日ですが、
12月23日が天皇誕生の祝日なのも2018年の今年までです。
2019年は、天皇の代替わりの時期の関係で天皇誕生日がありません。
そして、2020年からは、2月23日が天皇誕生日となりますので、12月は6月と並んで祝日のない月となる可能性が現時点では高いようです。
昭和天皇の誕生日も5月大型連休として定着していたことから、「昭和の日」という祝日になったことからすると、
もしかすると?
可能性はゼロではないかもしれないですね。

お歳暮
お歳暮商戦は、11月に始まりますが、
お歳暮を贈る時期は12月です。
1年の感謝を込めて、お世話になった人に贈るお歳暮。
夏のお中元よりも豪華な傾向(金額にして2,3割増し)になることが一般的なので、
いただく時はとってもありがたいものです。
本来は、親や親せきなどに贈るものでしたが、
会社の上司やお得意先もお歳暮の贈り先に定着していますね。
かつては、新巻鮭や海苔がお歳暮の定番でしたが、
近ごろは贈るのも貰うのもビールが1番人気だそうです。

忘年会
12月が忙しい理由の一つに忘年会もありますよね。
交友範囲の広い人だと、ほぼ毎日忘年会なんてこともあるでしょう。
忘年会は、実は歴史があり、室町時代に始まった「年忘れ」という風習がもとになっているそうです。
その当時も、12月の暮れに親戚や友人と集まって、
一年の苦労を忘れ、新年を無事に迎えることを祝う酒宴だったそうですよ。

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年賀状
年賀状離れが叫ばれて久しい今日この頃ですが、
とはいえ、まだまだ年賀状の存在は大きいですよね。
年賀状は、11月1日に発売が開始し、12月15日から受付が開始されます。
ポストも12月15日になると、2つある投函口が「年賀状」「年賀状以外」に分かれます。
そして、12月25日までに投函すれば、元旦に届けてもらえると言いますがなかなか難しい人も多いのではないでしょうか。

そんな年賀状ですが、いつから始まったかというと明治時代からです。
お年賀の挨拶も、かつてはお宅を訪問して交わすものでした。それが、明治になって、年始客の多いところでは、玄関口に年賀用の名刺受が置かれて、わざわざ挨拶を受けないという家が出てきました。
年々、その傾向が強くなってきたところに、1899年(明治32年)に東京で始まったのが年賀郵便特別扱い、つまり年賀状の扱いです。

近年では年賀状からメールやLINEで年賀の挨拶をする人が増えています。
批判する向きもありますが、こうして見てみると、対面だったものが書面になったのと同じような変化が起こっているだけかもしれません。対面から書面、書面からメールとコミュニケーションが手軽かつスピーディーになっているなと思わされますね。

クリスマス
クリスマス・イブ(12月24日)、クリスマス(12月25日)

12月25日のクリスマスは、イエス・キリストの誕生を祝う日です。
ですが、実はイエス・キリストの誕生日は12月25日ではないとも言われています。
そもそも誕生日がいつだったのか、正確なところは分かっていないそうなのです。
では、なぜ12月25日がイエスの誕生日として祝われるようになったかというと、冬至を祝う風習と結びついたからだと言われています。

今では夜も明るくて、冬至はかぼちゃや柚子湯の日という認識ですが、昔の人にとっては太陽が活力を取り戻す神聖な日だったということが分かりますね。
ちなみに日本にクリスマスが伝わったのは、明治になってからです。
現在では、キリスト教を信じる信じないに関係なく、プレゼントを贈りパーティーを楽しむ冬の一大イベントです。

まとめ

12月はクリスマスや大晦日と大きなイベントが続いて、
大晦日の後はお正月と気持ち的にワクワクする人も多いのではないでしょうか。

飲み会なども増えるという方は、飲み過ぎ食べすぎには注意したいですね。

最後までお読み頂きありがとうございました。

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