8月といえば、皆さんは何を連想されますか?
本記事では、「8月といえば」から連想する事柄や行事を
まとめてみました。
8月ってどんな月?
現在は、1月から12月まで、数字が月名に入りますが、
かつては月ごとに和風の名称がありました。
和風月名
・8月の和風月名は、 葉月(はづき)です
旧暦では、8月は秋、落ち葉の季節でした。
「葉落月」と呼んでいたものが、
「葉月」と短くなったと言われています。
「葉落月」説以外にも
* 稲の穂が張ってくる「穂張り月(ほはりづき)」
* 雁が初めて渡ってくる「初来月(はつきづき)」
などの説があります。
”葉”という字からも、「葉落月」が有力な感じがしますね。
8月の行事・風物詩
立秋
毎年8月の7日ごろは立秋です。
まだまだ夏真っ盛りな時期ですが、
暦の上では立秋から秋が始まります。
感覚的にはこの頃から暑さが、
和らいでくる事が多い気もしますが
何だか、納得できないという気もしますよね。
生活面で影響があるのは、この日を境に夏の挨拶状が、
暑中見舞いから残暑見舞いに変わることです。
お盆
お盆も本来は旧暦の7月15日なのですが、
現在では関東以外の地域では新暦8月15日に、
お盆の行事を行います。
お盆は、盂蘭盆会という仏教行事で、
季節の移り変わりを表わす雑節の一つにも数えられます。
盂蘭盆会とは
“逆さづりにされているのを救う”
という意味の古代インド語の“ウランバーナ”が語源です。
母親が地獄に落ちて苦しんでいるのを見たお釈迦様の弟子が、
母親を救うために7月15日に僧侶たちに食事を振る舞った
ところ、母親が極楽浄土にわたることが出来たという
説話に基づいています。
8月13日の盆の入りの夕方に迎え火をたいて、
先祖の霊をお迎えし、
8月16日の盆明けの夕方に再び先祖の霊をお送りする
送り火をたきます。
京都の五山の送り火も各地で行われる精霊流しは、
お盆の送り火の一つ。
また、盆踊りも本来は先祖の霊を慰めるための儀式でしたが、
今ではすっかり夏祭りの一つになっていますね。
原爆の日と終戦の日
8月といえば、忘れてはいけないのは、
原爆の日と終戦の日です。
1945年8月6日、
広島市に人類史上最初の原子爆弾が投下され、
その3日後の8月9日、
今度は長崎市に原子爆弾が投下されました。
原子爆弾が一瞬にして奪った命は、
広島が14万人、長崎が7万人を超します。
戦後も多くの人が被爆によって苦しみ亡くなられました。
長崎に原爆が投下された5日後の8月14日、
日本政府はポツダム宣言の受諾を連合国に通告。
翌8月15日に日本の降伏が玉音放送によって公表され、
4年にわたる太平洋戦争がようやく終わったのです。
毎年、8月6日と9日には、
広島市、長崎市で原爆被災者の慰霊と世界平和を祈念する
式典が開催されています。
8月15日には、戦没者を追悼し平和を祈念するため、
全国戦没者追悼式が政府主催で開かれています。
全国高等学校野球選手権大会(夏の甲子園、8月中旬〜)
全国の高校球児が憧れる舞台ですね。
都道府県で勝ち上がった代表校が、
甲子園で熱戦を繰り広げます。
高校球児のひたむきな姿は、
私たちにたくさんの感動を与えてくれますね。
因みに、夏の甲子園でもっとも優勝回数が多いのは
「大阪」で12回です(当記事の更新当時)。
昔はPL学園が、今は大阪桐蔭が優勝回数を稼いでます
(二校で合計8回優勝)。
山の日
「山に親しむ機会を得て、山の恩恵に感謝する」
ことを趣旨とし、
平成28年(2016年)に施行された国民の祝日です。
これまで祝日のなかった8月に、
新しく山の日という祝日が加わったことで、
祝日がない月は6月だけになったそうです。
夏祭り
お盆・七夕・祇園祭などに関連して、
多くのお祭りが開かれるのもこの時期です。
全国の代表的なお祭りを以下にまとめました。
* 祇園祭(京都府) 7月
* 天神祭(大阪府) 7月
* 仙台七夕まつり(宮城県)7月
* 青森ねぶた祭(青森県) 8月上旬
* 秋田竿燈(かんとう)まつり(秋田県)8月上旬
まとめ
8月といえば?と思いつく、
行事や風物詩をまとめてきました。
子どもは夏休みの時期なので、
全国各地で毎週イベントが開催され楽しい季節でもあります。
ただしお子さんがいる家庭は、熱中症対策などもして、
楽しい夏休みにして欲しいです。
1月の行事と風物詩のまとめ
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6月の行事と風物詩のまとめ
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